ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話:ドイツGP編。昨年は本誌で連載していたこちらのコラム。今年は【携帯サイト限定】版としてお届けしていきます!

トピックスその1:人生最高の一日
 ドイツのナショナルチームが4度目のワールドカップ制覇を成し遂げた、その直後に入国するというので、いったいどれほどの騒ぎになっているのだろうと興味津々、わずかに恐怖も覚えつつドイツに足を踏み入れたのだが、何のことはない、木曜日には興奮もすっかり収まって、いつもと変わらぬ茫洋としたホッケンハイムの佇まいなのであった。

 ただ、無類のフットボールファンで知られるニコ・ロズベルグの周囲には、その喜びの表情を捉えんものと世界各国のメディアが詰めかけて、そりゃもう大賑わい。彼にとっては人生最高の午後であり、人生最高の一日でもあって、それが人生最高の週になったわけだから、注目を浴びるのもまあ無理はなかろうというものだ。

 実を言うと、ニコくらい国籍というかルーツが曖昧なドライバーはめったにいないのだが、ドイツがワールドカップで優勝した同じ週に結婚式を挙げ、おまけに自分もポール・トゥ・ウィンの圧勝で、タイトルにさらに一歩近づいたとなれば、ドイツ人に生まれたことを祝わない手もあるまい。
 というわけで、この週末に限ってはニコのルーツに難癖をつける発言はほとんど聞かれなかったのだが、一人だけ例外がいた。ニコに続いてバルテッリ・ボッタスがフロントローを占めたことに関して、予選終了後の記者会見でとあるフィンランド人ジャーナリストが、「歴史始まって以来のフィンランド人によるフロントロー独占」という意味のコメントをニコから引き出そうと躍起になっていたのだ。

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・トピックスその2:マッサ、踏んだり蹴ったり
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