決勝当日の上海インターナショナル・サーキットは、土曜日と同様やや霞みがかっているいるものの青空が広がり、午前10時30分にスタートしたサポートレース「TCRインターナショナルシリーズ」はドライコンディションで行われた。天気予報では日曜日の最高気温は20℃、午後の降水確率は0%で、F1のレースもドライコンディションが予想されている。ただし地元の人によれば「この時期の上海の天気予報はあてにならない」と言うため予断は許さない。
予選でポールポジションを獲得したハミルトンは「このサーキットは自分のドライビングスタイルに合っている」と上海インターナショナル・サーキットとの相性の良さを強調していた。事実2004年から開催されている中国GPで最多勝を挙げているのがハミルトンで、2008年、2011年、そして昨年の3回優勝。2007年もピットロードでコースアウトしていなければ優勝していた可能性は高く、そう考えると参加した8回中、実に4回を制する力があったことになる。ちなみに2007年にコースアウトしてリタイアしたピットロードのアウト側にあったグラベルは今年からアスファルトに変更されており、どのドライバーもレース中のピットイン時、さらにアグレッシブな走りを披露する可能性があるので、注目したい。
一方、予選ではメルセデスに1秒近い差をつけられたフェラーリだが、金曜日のフリー走行のロングランではメルセデスにひけをとらないペースを披露した。予選3位のセバスチャン・ベッテルは「ロングランのペースは悪くないのであきらめてはいないが、ウイリアムズもあなどっていけない」と語り、前戦マレーシアGPの優勝に浮き足立つことなく、レースに向けて準備を進めている。
なお、金曜日の時点でターボチャージャーとMGU-Hを交換していたホンダ。当初それらはFIAに認められた信頼性向上のための仕様変更で、3基目とカウントされないとホンダ側は見解を述べていたが、その後の関係者からの情報によれば「金曜日に投入したターボチャージャーとMGU-Hは3基目」だったことがわかった。3戦目で、すでに3基目を投入したホンダ。残りまだ16戦あるだけに、このグランプリは信頼性に関する問題を起こすことなく2台そろって完走したいところだ。
