先日、栃木県宇都宮でホンダNSX-GTプロジェクトのプロジェクトリーダーを務めてきた白井裕氏に感謝の気持ちを伝える送別会が行われ、詰めかけたホンダ関係者で会場は大いに盛り上がった。
これは、2009年限りでスーパーGTを退いたホンダNSX-GTのプロジェクトリーダーを務めた白井氏の送別会で、和光研究所時代から本田技術研究所に勤務、1989年からF1のエンジン開発に携わり、2001年までF1に関わった白井氏だけに、ホンダを中心に国内のレース関係者が多数集まった。
会場では、白井氏がホンダに入社した頃から現在までの足跡がVTRなどでスクリーンに映し出され、大盛り上がり。NSXとともに数多くの勝利を獲得、2000年には初のタイトルをもたらした道上龍は、長年18号車NSXでコンビを組んだ小暮卓史とともに、道上の知人のイラストレーターに描いてもらったというHSV-010 GTのイラストをプレゼント。「『自分たちがホンダスピリットを引き継ぎます』という思いを込めてHSV-010のイラストにしたんです」と道上。
当日、富士スピードウェイで行われていたフォーミュラ・ニッポン合同テストから中嶋悟NAKAJIMA RACING代表、金石勝智REAL RACING代表も駆けつけ、白井氏思い出のジョーダン198無限ホンダ(無限に保管されていた本物のレースカー!)を囲み最後は来場者全員で記念撮影。和やかなムードで送別会は幕を閉じた。