関口雄飛 PRESS RELEASE
2015年4月6日

LEXUS TEAM WedsSport BANDOH移籍2年目のシーズン
2015年スーパーGT開幕戦「OKAYAMA GT 300Km RACE」
果敢に攻めた関口雄飛、脇阪寿一は10位完走、ポイント獲得!

 新レギュレーション車両での2年目を迎えた2015年スーパーGT第1戦が、4月4~5日に岡山県美作市の岡山国際サーキットで開催されました。

 今年、関口雄飛はトヨタ・レクサス・ドライバーの一員として、ミスターGTの異名を誇る脇阪寿一選手とともに、昨年同様、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHより国内最高峰のGT500クラスに参戦します。昨年は開幕直前にマシンが届き、事前テストにも参加できない状態での開幕戦でしたが、2年目の今年は、このシーズンオフにしっかりと開発テストを実施。最後にこの岡山国際サーキットで実施された3月の合同テストでは、関口雄飛がトップタイムをマークしていることもあって、チームは昨年以上に自信を持って岡山へと向かいました。

 土曜日のフリー走行は、前日からの雨が残り、ウエット路面での走行となりました。関口雄飛がまずはステアリングを握り、各部のチェックと与えられたメニューをこなします。その後、脇阪寿一選手にステアリングを委ね、午後の予選に向けてセットアップを進めていきました。朝のフリー走行では1分21秒642で13番手のタイムでした。

 午後の予選では、路面は完全にドライ。しかし日曜日の天気予報は雨ということで、チームはソフトタイヤを選択して予選に臨みます。アタッカーは関口。開始7分後にコースインして1発アタックを決めたのですが、感覚的にはかなり手応えがあったにも関わらず、14番手タイムでQ2進出はなりませんでした。

 日曜日の決勝は雨。朝のフリー走行から雨量は多く、決勝での天候が心配されましたが、逆に午後2時半の決勝スタート直前には雨も止み、気温18度、路面温度20度、そして湿度74%というコンディションで、チームにとってはタイヤ・チョイスに頭を悩ませる天候でした。

 結局レクサス勢は全車ウエットタイヤを選択。関口雄飛はソフトコンパウンドのレインタイヤを選びました。

 レースは1周目から荒れ模様でした。36号車が360度スピンを喫して遅れたり、39号車が朝のフリー走行に対してペナルティを受け、36号車も接触でドライブスルーペナルティを受けたりと、波乱が待ち受けていました。また、路面が乾き始めたかと思えば、再び雨が降ってきたりと難しい要素が多く、各チームとも臨機応変に戦略を変更しながらレースを進めていきます。

 スタート時の混乱に乗じて11番手で1周目を終えた関口は、着実にミスなく周回を重ね、ライバルチームが給油とタイヤ交換に踏み切る中、LEXUS TEAM WedsSport BANDOH は限界ギリギリまでスティントを引っ張りました。その結果、38周目には7番手、39周目には6番手とポジションをアップし、44周目にはトップに躍り出ました。そのままさらに周回を重ね49周目に脇阪寿一選手に交代。その際、なんと坂東監督はタイヤ無交換で表彰台を狙ったのです。

 攻めに攻めたLEXUS TEAM WedsSport BANDOHでしたが、天候が予想とは異なり、大きく崩れ、最終的には10位チェッカーとなりました。

 レース後、坂東正敬監督は、「表彰台を狙うにはタイヤ無交換しかなかったし、あそこまで関口選手に引っ張ってもらった作戦も悪くなかったと思います。ただ雨がもう一度強く降ってしまった為に、寿一選手には苦労をさせてしまいました。開幕戦でのポイント獲得は嬉しいですが、それ以上に難しい状況下でも強い走りが出来たというのが良かったかなと思います」と語り、脇阪寿一選手も「オフのテストでライバルたちに追いついたと思っていましたが、なかなか甘い世界ではないですね。今回は監督が攻めの姿勢で表彰台を狙ってくれたので、それに応えるべく頑張りましたが、無交換のタイヤであれだけの雨が降ると、コース上にマシンを留めておくのが精一杯でした。菅生でのテストで課題を解決して、次の富士はしっかりと戦いたいと思います」と語りました。

●関口雄飛のコメント
「結果的には10位完走でポイントを獲得することができましたが、勝ちを狙っていただけに、やはり悔しいです。柔らかめのレインタイヤで行ったことで、序盤のフィーリングはとても良く、ポジションも上げていくことができました。雨が降ったり弱まったりで、厳しい状況ではありましたが、小さなミスひとつなく、与えられたスティントで自分なりにしっかりと攻めのレースが出来ました。苦しい状況の中で集中力を保ち、冷静な走りが出来たことは収穫も大きく、次にチャンスが来た時の準備は整ったと思います。表彰台を狙うにはタイヤ無交換作戦しかなく、それをマサ監督も選んでくれて、寿一さんも頑張ってくれました。最後は雨が強くなってきたから、無交換のタイヤではかなり厳しい状況になっていたはずです。今年は強いレースが出来るという、自信を深めた開幕戦でした」

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