ARTA Project
レースレポート
第4戦 SUGO 決勝レポート(GT300)
小林の冷静な判断で2連勝!
午前のフリー走行ではいつも通り決勝のセッティングを進めていたが、不本意な22位でセッションを終えた。
チームやドライバーは決勝に向けて非常に悩んでいたが、今までのデータやドライバーのコメントを元に、大きなセット変更を行った。これが吉と出るか凶と出るかは誰も分からなかった。
スタートドライバーは高木真一。序盤をスタートポジションの2番手をキープしながら走行をしていたが、同じCR-Z GTに6周目に抜かれてしまう。燃料が重い時のバランスはあまり良く無かったからだ。しかし、結果的にこの序盤のペースがタイヤを温存する事になり、高木のスティントの終盤には徐々にマシンバランスが向上していった。高木は徐々にペースを上げ、30周目には2番手に浮上。トップのマシンが40周目前にピットインしたため暫定1番手に浮上。41周目にピットに入り、小林崇志に交代。非常に速いタイヤ交換と給油で、トップ争いをしている2台の前でコースに復帰。
暫定ポジションは5番手。47周目にはトップに立つが、57周目あたりから雨が降り出してしまう。レインタイヤに変えるチームもあったが、小林は冷静な判断でスリックタイヤのまま走行を続けた。雨は徐々に弱まり、小林は安定したペースでトップをキープしたままチェッカーを受け、マレーシア戦に続き2連勝を飾った。
鈴木亜久里監督のコメント
「小林の判断は見事だったね。雨が降ってきたけど、そのままスリックで様子を見ると自信を持って言ってきた。それが優勝のポイントだったね。2連勝出来て本当に嬉しいね。この先も気を引き締めて優勝を狙っていきたいです」
星学文エンジニアのコメント
「ドライの走行が少なくて、今朝の走行では不安要素が沢山ありました。高木さんのスティントの前半はペースが上がらなくて厳しい戦いでしたが、後半ベストラップを重ねて順位を取り戻してくれました。小林のペースもずっと良くて、終盤雨が降ってきてレインタイヤも用意していたのですが、小林が冷静に判断してくれて、それが良い結果に結びついたと思います」
高木真一のコメント選手のコメント
「午前の走行では本当にどうしようかと思ったくらい遅かったです。決勝までにブリヂストンさんやエンジニアと相談して方向性を決めましたが、決勝ではどんな状態になるか分かりませんでした。序盤は燃料が重くて、ペースが上がりませんでしたが、それが結果的にタイヤを温存する事になり、自分のスティントの後半で16号車を抜き返す事が出来ました。タイヤ交換も2本交換を想定していましたが、16号車の動向を見ながら自分たちはフレキシブルに作戦の変更をするつもりでした。小林も雨が降ってきた時にトップのマシンがレインタイヤに交換する中で、冷静な判断でトラックに留まった事は大きかったですね。2連勝出来てチャンピオンシップ争いに加わる事が出来たと思いますので、これからも気を引き締めて上位を狙っていきたいです。ありがとうございました」
小林崇志選手のコメント
「今朝の走行では本当にどうなるかわかりませんでしたが、チームの人たちが良いマシンに仕上げてくれて本当に走りやすかったです。またピット作業も非常に速く、これのおかげでコースに戻った時にトップに立つ事が出来ました。終盤雨が降ってきましたが、バランスが良かったのでそのままトップを守る事が出来て2連勝出来ました。ご支援下さったホンダ様、オートバックス様、ブリヂストン様、他のサポート企業様、亜久里さん、土屋さん、チームスタッフ、そして応援して下さったファンの方々に感謝したいです。ありがとうございました」
