全日本選手権フォーミュラ・ニッポンを運営する日本レースプロモーションの白井裕社長は、2014年から導入される予定の新シャシーについて、「ほぼ決まっており、来年の6〜7月くらいにはシェイクダウンしたい」と明らかにした。
ワンメイクシャシーが使われているフォーミュラ・ニッポンは、2009年からそれまでのローラ製に代わって、アメリカのスウィフト・エンジニアリングが製作したFN09(017.n)シャシーを使用。今季が4年目のシーズンとなる。
すでに2014年から新たなシャシーを投入することが明らかになっているフォーミュラ・ニッポンだが、新シャシーについて白井社長は、今年3月の時点でこれまで国内外のさまざまなレーシングカーコンストラクターから打診があったことを明らかにし、具体的にはローラやダラーラ、スウィフト、さらに国内では日本自動車レース工業会(JMIA)ともコンタクトしたと明らかにしていた。
その後、ローラは経営破綻したこともあり、候補は国産のJMIAかイタリアのダラーラか!? と噂された時期もあったが、RACING NEWS formula誌が「新シャシーはダラーラに決定」との報を流したことから、ダラーラに決定したのではないかという噂が流れていた。
この新シャシーについて白井社長は、「ほぼ決まっている。具体的なメーカー名は先方との契約の問題があり出せないが、そろそろテクニカルミーティングが始まるところ。2014年目標なので、来年の6〜7月くらいにはシェイクダウンしたい」と語った。
報道陣からは、「シャシーメーカーとしてはダラーラという話が出ているが!?」という質問が上がったが、白井社長は「契約の問題なのでどこというのは言えないが、日本製でも米国製でもないです。電車では行けない西(にある会社)というところですね(笑)。飛行機で行く西です」と濁している。