カーリンのフェリペ・ナスールは、残りの3ラウンドで最もミスの少なかったドライバーが今年のGP2タイトルを手にすると語った。
ナスールは、現在総合130ポイントでドライバーズランキングの2位につけている。トップは135ポイントのステファノ・コレッティ(ラパックス)で、3位がファビオ・ライマー(レーシング・エンジニアリング)、4位にサム・バード(ロシアン・タイム)。さらに、先日フォース・インディアF1のサードドライバーに決まったジェイムズ・カラド(ART)もトップと24ポイント差の5位につけるなど、今シーズンのタイトル争いは例年以上に混戦を極めている。
そのなか、ここまで5度の表彰台を獲得するもいまだ優勝のないナスールは、タイトル獲得のチャンスを前にしても自身のアプローチを変えることはないと語った。
「勝つチャンスがあれば、それを取りにいくつもりだ。シーズン中と同じアプローチでね」とナスール。
「ただ、それによってレースを台無しにし、ポイントを失う恐れもあるので当然知的な行動をとらなければならない」
「ポイントを危険にさらすのは簡単だから、慎重にいかなければならないんだ」
「この先、最もミスの少ないドライバーがシーズンを制すると思っているよ」
ブラジル人ドライバーのナスールは、来季のトロロッソ候補にもなっていると報じられている。