F1レギュレーションが大きく変わる2014年、フェラーリがレッドブルに挑めるチャンスが来るかもしれないとフェルナンド・アロンソは期待しているが、ロータスのトラックサイド・オペレーションズディレクター、アラン・パーマンはその可能性を否定した。
シンガポールGPでセバスチャン・ベッテルが圧倒的な速さで優勝を飾った後、アロンソは、新たにV6ターボエンジンが導入される2014年は全員がゼロからのスタートとなり、フェラーリにとってはレッドブルに追いつくチャンスであると語った。
しかしロータスのアラン・パーマンは、レッドブルのアドバンレージは非常に大きく、それは来年も変わらないと考えている。
「ケータハムとマルシャが同じところからスタートするようなことにはならない。(上位では)そういうことは起こらない」とパーマン。
「多少はリセットされる部分があるだろうが、完全なリセットにはならない」
「今のセバスチャン(・ベッテル)は1周2秒のアドバンテージを持っている。来年にもそのアドバンテージをある程度持ち越すだろう」
「さらに、速いマシンを作るという面で、今のレッドブルは他より優れている。来年速いマシンを作る力が落ちるようなことはないだろう」
「エンジンの影響はあるだろうが、ルノーが優れた仕事ができない理由はない。彼らはうまくやるだろう」
「来年もレッドブルとベッテルがチャンピオン最有力候補だ」
パーマンは、シンガポールではベッテルが他より1周2.5秒も速くショックを受けたと語っている。今年はもちろん、来年もアロンソとフェラーリはレッドブルに近づくことはできないと、パーマンは予想している。
「私がフェルナンドなら、タイトル獲得の話は忘れるね。彼らは近づくことすらできてない」
「そして来年も、レッドブルがこれほどのアドバンテージを維持するなら、彼らは近づけもしないだろう」