インディカーの主要ドライバーたちは、この2年間で行ったロードレースでの変化が、インディカーの再興に向かっていると信じている。
シリーズは1990年代のCARTとインディ・レーシング・リーグの分離によってTV視聴者の激減を受けた。2008年の再統一以来、レースは大きく飛躍を遂げており、12年にはDW12シャシーの導入などファンを惹きつけようと努力を続けている。
インディ500を3度制したエリオ・カストロネベスは、昨年途中のデリック・ウォーカーの競技委員長就任はドライバーとシリーズの間のコミュニケーションを改善へのステップであり、仲間のドライバーたちにももっと行うように希望している。
「今ちょうど、シリーズはプロセスを辿っているんだ。デリック・ウォーカーは舵を取っており、最後のドライバーズ・ミーティングでも彼がリーダーシップを取っていたと少なくとも感じている。とてもいいことだよ」とカストロネベス。
「毎年、僕たちは模索してきたけど、今はそれがあると信じている。ドライバーたちは、一緒に作業し続ける必要がある。時々、簡単に間違いを指すだけで、解決を見つけようとしないからね」
インディカーのトップドライバーのひとりであるトニー・カナーンは次のように語っている。
「過去には、毎年変化を加えようとし続けていた。僕たちには知らされずに、人員や新しいルール、スタッフをね。僕は一貫性を信じているし、僕たち今それを行っていると信じている」
「ドライバーとしては、、デリック・ウォーカーやCEOのマーク・ミルズと働き、自分たちの見解を共有できるように組織を作る必要がある。クルマを運転しない人からではなく、レーシングドライバーからフィードバックを得て、僕たちに影響があるルール変更を行うようになるだろう」
「僕たちは正しい方向に向かっていると思うよ。問題をすべて解決しようとしている。合併される前より一層よく組織されるはずだよ」
「違いを生じない変更なんてないよ。ここに座って“僕たちは毎レース無料放送が必要だ”っていうことだってできる。でも、それだけさ」
「プロモーションなんだ。ファンが見たいものを上手く適応していかなければならないし、僕たちはそれをしているよ。スタンディングスタートを導入し、二列縦隊リスタートもしている。変化は生れ続けているんだ」
「1年での変化では、判断できない。2、3年みる必要があると考えているよ。NASCARも毎年変化があるけど、新しいチェイスは理解することがまったくできないよ」