マーク・ウエーバーはもう一年、F1に留まるべきだったと、マネージャーのフラビオ・ブリアトーレは考えている。
レッドブルのウエーバーは、6月のイギリスGPを前に今シーズン限りでの引退を発表し、2014年からはWEC世界耐久選手権に参戦するポルシェのLMP1プロジェクトに加わることを明らかにした。
彼のマネージャーを務めるブリアトーレは、ウエーバーのこれ以上F1で走りたくないという気持ちは理解できるが、レッドブルのシートは確実だったため、もう一年は留まるべきだったと考えている。
「ウエーバーは、昨シーズン末の時点ですでに疲れ果てていた」と、ブリアトーレが『Gazzetta dello Sport』に語っている。
「彼は先週の日曜日に示したようにまだ速い。たとえ私の意見が間違っているとしても、それは彼の決定なんだ」
「彼はまだ3位、4位、5位でフィニッシュできる力があり、ライバルたちからポイントを奪うことができる」
またブリアトーレは、F1が若い才能に不足しており、ウエーバーの後任となる適切なドライバーが見当たらないと述べた。
「興味深い若者に会っていない。新たな(ルイス・)ハミルトンや(フェルナンド・)アロンソ、(セバスチャン・)ベッテル、(キミ・)ライコネンがまわりにはいないんだ」
「マークがもう一年、留まると決めていれば、シートは彼のものだっただろう」