トロロッソのチームプリンシパル、フランツ・トストは、2014年のレースドライバーとして選んだダニール・クビアトについて、将来大きく成長するポテンシャルがあるドライバーであると語った。

 21日、トロロッソは来年ロシア出身19歳のクビアトをジャン-エリック・ベルニュのチームメイトとして起用することを発表した。

 フォーミュラのレースを始めて4年目のクビアトは、2012年にフォーミュラ・ルノー2.0でタイトルを獲得、今季はGP3で最終戦を前にランキング2位、ヨーロッパF3選手権では1勝を挙げている。

 トストは、過去の彼のリザルトからも、F1若手ドライバーテストで走らせた時のパフォーマンスからも、クビアトには大きなポテンシャルがあると感じたと述べた。

「レッドブル・ジュニア・プログラムのドライバーを起用するというポリシーを維持することができて嬉しい」とトスト。

「ダニールは非常に才能あるドライバーだ。それは彼が参戦したすべてのジュニアカテゴリーの結果を見れば分かる」
「彼はカートで大きな成功を収め、2012年にフォーミュラ・ルノー2.0で7勝を挙げてタイトルを獲得した」
「今年はFIAヨーロッパF3選手権に6戦参戦、その中で優勝1回、ポール5回、表彰台5回を獲得した。それに加えてGP3選手権にも参戦、現在ポイントリーダーからわずか7ポイント差で、タイトル獲得の可能性を有している」

「シルバーストンでの若手ドライバーテストで、彼の素晴らしいパフォーマンスと非常に役に立つ技術的なフィードバックに、我々チームは好印象を持った。彼には基本的な資質があり、そこから大きく成長できるということが分かる」

「我々はこれまで若手を育ててきた経験すべてを活用し、ダニールのF1キャリアをできるだけいい形でスタートできるようサポートする」

 レッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコは、クビアトはこのチャンスを与えるのにふさわしい人材であると述べている。

「マシンに乗せた時の彼の努力は並外れたものだった」とマルコ。
「若いドライバーが才能、情熱、高い労働意欲を持っていることを証明できれば、我々は彼にチャンスを与える。それがクビアトを選んだ理由だ」

 ダニエル・リカルドの後任としては、これまでアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、カルロス・サインツJrが有力候補であると考えられていた。

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