来季ザウバー入りの可能性がうわさされているヘイキ・コバライネンに、ミカ・サロはザウバーへの移籍にはリスクが伴うと忠告している。
ザウバーのチームプリンシパル、ペーター・ザウバーはコバライネンを2013年のドライバー候補として考えていると報じられている。コバライネンは現在のケータハムに所属して3年目になり、チームの進歩に満足してはいるが、少なくともポイント争いできるチームで走りたいと述べている。
ザウバーの今季マシンは高い評価を受けており、セルジオ・ペレスがすでに2回表彰台に上り、小林可夢偉も予選4位を獲得、ファステストラップも記録している。
サロは、同じフィンランド出身のコバライネンとザウバーのうわさについてMTV3に対して次のように語ったとmotorsport.comが伝えた。
「彼にとっていい場所になる可能性はある。だが少しリスクがあるのも確かだ」
「ザウバーはトップチームではない。彼らのマシンは毎年いいとは限らないんだ。今のマシンは優れているが」
2000年にザウバーに所属していたサロは、「自分自身の経験から知っているのだが、ペーター・ザウバーはあまり一緒に仕事がしやすい相手ではない」と続けた。
「モニシャ・カルテンボーンがチーム代表になれば変わるのかもしれない。でもペーター・ザウバーはチーム運営からどれだけ遠ざかっていられるだろう?」
コバライネンは非力なケータハムのマシンで速さを発揮して評価を上げており、フェラーリも来季ドライバー候補として検討しているといわれている。