ザウバーへ移籍、久々のレーシングドライバーとなったペドロ・デ・ラ・ロサは、チーム代表のペーター・ザウバーは交渉の過程でその内容が変化するようなことがなく、約束を守ってくれたことをF1公式サイトのインタビューで語っている。

 デ・ラ・ロサは2010年に向けていくつかのチームと交渉していたことをF1公式サイトのインタビューで認めた。最終的にはザウバーと契約したデ・ラ・ロサだが、最初に交渉をした、BMWの撤退の影響でチームの状況が不透明だったときから、その後、チームの出場が認められるようになった後でも交渉内容が変わるようなことはなかったと話している。

「ペーターとは最初からストレートに話をした。初めて話し合いをしたときは、まだグリッドが確定していないときで、ペーターはまずはグリッドの確保をし、その後、連絡をくれると言っていた。
 そしてペーターは約束を破ることはしなかった。彼は常に連絡をくれて、チームの進捗をオフの間、知らせてくれていたんだ」
 他チームとも交渉をしていたデ・ラ・ロサは、ザウバー以外のチームはこれほどまでにチーム状況を教えてくれるようなことはなかったという。

「自分にとって、とてもとても長い冬だった。夏ごろにいくつかのチームと交渉を行った時にそれはスタートしたんだ。そして、この数カ月に関して言えば、それはジェットコースターのような感じで、ある日、レースドライバーのシートを確保できそうだと思ったり、別の週には、それらの話が丸ごと流れてしまったり……。最後は自分にとって良い結果が得られたけど」

「BMWザウバーのようなコンペティティブなチームからレースに復帰できることは重要だ。準備はできているし、何より、経験のある良いチームに加入できたことが大事だと思う。多くの経験あるドライバーがシートを求めていたので、ペーターは決断するのが大変だったと思う。
 自分のこれまでの経験は大きな財産だと思っている。同じことは数カ月や1年で得られない。何年もの積み重ねてきたものをチームに提供できる」

 また、新たにチームメイトとなる、小林可夢偉とは協力をしあって、チームの持っている力をフルに活かしていくことが自分の役目だと認識している。
「チームメイトの支えになってあげたいね。彼は速いけど、若く、まだ経験が十分とは言えない。僕たちは強力なユニットとなって、チームのポテンシャルをフルに活用する必要がある。僕はそうしてチームに貢献できると思っている」

本日のレースクイーン

新谷桐子しんたにとうこ
2025年 / スーパー耐久
apr Victoria
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円