パナソニック・トヨタ・レーシングは今週末のトルコでは調子を取り戻し、優勝を狙っていくと、ジョン・ハウエットは宣言した。
今年好調なスタートを切ったトヨタだが、前戦モナコでは予選で2台がタイムシートの最下位に並び、決勝でもポイント圏外で終わった。しかしTMG社長のハウエットは、モナコとその前のバルセロナの不調は一時的なものに過ぎないと主張した。
「結果を見ると、過去2戦において我々は期待どおりの成果を達成できなかったのは明らかだ」とハウエット。
「しかし我々のマシンは本質的には非常にコンペティティブであると私は強く確信している。今後のレースではそれを証明する結果を出せるだろう」
「バルセロナでは、特に中高速セクションではそこそこ強さを持ち合わせていた。しかし残念ながらスタートがよくなく、それがレースを台無しにした。ヤルノはアクシデントに巻き込まれ、ティモはトラフィックに引っかかったのだ。それがなければ、トップ6でフィニッシュし、堅実な結果を挙げるチャンスは十分あった」
「モナコの結果は当然納得いくものではなかった。しかしあそこのレイアウトは独特だ。トルコでは再び競争力を発揮できると私は確信している。今後は毎戦新しいパーツを導入していくので、近いうちにトヨタが再びトップ争いをするところをお目にかけられるはずだ」
「ケルンでチームは、モナコで何が起きたのかを理解するために懸命に作業に取り組んだ。実際の週末のデータを元に状況の分析を行い、風洞テストや空力のストレートラインテストも行った。今、その結果から解決法を導き出しているところだ」
「トルコでは有望だと信じている。我々は今コンストラクターズ選手権3位に位置しており、モナコを除けば今シーズンはどのコースでも競争力を発揮してきた。両ドライバーは非常にいいパフォーマンスを見せており、我々のマシンは通常のサーキットレイアウトにおいては基本的に強力であることは分かっているので、楽観的に考えている」
