ピレリは、今週末予定していたケン・ブロックによるF1テストを中止することを決めた。テストの準備段階からブロックの大柄な体型が問題になっていたが、結局はマシンに乗るのは無理だったようだ。
ラリーで活躍するブロックは今週モンツァでピレリタイヤのプライベートテストに参加し、2009年のトヨタF1を走らせる予定だった。しかし6フィート2(約189cm)、84kgと大柄な体型がマシンに合わないことがわかり、ピレリはテストを取りやめた。2009年のトヨタはもともとは比較的小柄なヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックのために作られた。
「ケンは大きすぎる」とピレリのモータースポーツディレクター、ポール・ヘンベリーが4日に述べたとSPEEDが報じている。
「我々は他のマシンで彼を走らせる機会を楽しみにしている」
ブロックは今回のテストの準備のために7月にトヨタ・モータースポーツGmbHを訪れ、シミュレーションを使用しようとしたが、体が大きすぎてステアリングを回すことができなかったと伝えられていた。
なお、モンツァではテストドライバーのルーカス・ディ・グラッシの走行は予定どおり行われている。