シンガポールGP決勝でフェリペ・マッサとルイス・ハミルトンが接触する前に、マッサのレースエンジニアがマッサに対し、ハミルトンをできるだけ押さえつけるよう指示し、マッサを鼓舞していたことがわかった。
F1公式サイトが公開した動画の中に、マッサのレースエンジニア、ロブ・スメドレーが、ハミルトンの前を走るマッサに対して「できるだけハミルトンを押さえつけよう。彼のレースをぶち壊しにしてやろうじゃないか」と無線で語りかける場面が入っている。
その後、ハミルトンはマッサに仕掛けた際に接触、マッサはタイヤがパンクし、ピットインしなければならなくなった。ハミルトンはクラッシュの責任ありと判断されてドライブスルーペナルティの決定が下された。
マッサはレース後、「(ハミルトンは)僕のレースを台無しにした」として激怒、メディアの前でハミルトンに詰め寄った。
今シーズン、クラッシュが相次いでいるハミルトンには多くの批判が集まっている。
[F1公式サイト動画]
http://www.formula1.com/video/race_edits/