3度のF1ワールドチャンピオン、ジャッキー・スチュワートは、マクラーレンからメルセデスに移籍したルイス・ハミルトンに関し、長期的にみてリスクのある決断であるとの考えを示した。
ハミルトンはこれまでのキャリアを築いてきたマクラーレンを去り、2013年にメルセデスに移籍することを決めた。
スチュワートは、メルセデスはトップに立てなければ突然F1から撤退する可能性があるとして、ハミルトンの決断にはリスクがあると語った。
「ロス・ブラウンは素晴らしい男だし、ダイムラー・ベンツはモータースポーツの歴史の中で最も素晴らしい企業のひとつだと思う」とスチュワートはイギリスのオートスポーツ・インターナショナルにおいてコメントした。
「だが彼らは勝たなければならない。シルバーアローは勝つ必要があるのだ」
「スターリング・モスと(ファン・マヌエル・)ファンジオを走らせていようと、1930年代に(ルドルフ・)カラツィオラと他の偉大なるドライバーたちを走らせていようと、メルセデスがこのスポーツに参戦していた時には勝たなければならなかった」
「そして彼らは勝てないと撤退する」
「それはリスクになる。何らかの理由で彼らが勝てないと、モータースポーツに積極的でない役員たちが、役員会議であっという間に決断を下す」
「彼らは勝っていれば結果を気に入るが、勝てないでいると、すぐに過去のことになってしまう。決断は5分で下される」
「慎重な見方をするなら、『マクラーレンは常にレースに参戦することが分かっているから、このチームにとどまる』と言うだろう。彼らはモーターレーシングの世界から退くことはない」
スチュワートはまた、ハミルトンはまだ一貫したパフォーマンスを示すことができずにいると述べた。
「好調だと彼ほど速いドライバーはいない。だがそのパフォーマンスを一貫してみせる能力がまだないのだ」
