ポール・ディ・レスタは、フォース・インディアは2014年F1の大規模な規則変更を前に、今季型、来季型、どちらかのクルマの開発において妥協しなければならなくなるだろうと語った。
2014年F1では1.6リッターV6ターボエンジンが採用されることが決まっている。大規模チームは、2014年の準備に影響することなく、今季型の開発を最後まで推し進めていけるかもしれないが、フォース・インディアがそれをするのは難しいとディ・レスタは述べた。
「リソースが小さいと、その分、妥協を強いられる」とディ・レスタ。
「妥協するのが今年のマシンなのか来年のマシンなのか、僕には分からないけれど」
ディ・レスタは、多数のチームが2013年型マシンの開発を夏でストップするだろうと考えている。
「6月か7月までいいペースで開発を進めていくことが重要だ。そしてそのあたりで(今季型の開発を)ストップする」
「11月中旬になって古いクルマの開発にどれだけ集中できると思う?」
「6月まで全力で開発を進め、その後は基本的には変えない。それが僕の目標だ。皆がいつ開発をストップするのか、興味深い」
フォース・インディアは昨年末の好調さを保ち、今季2戦終了時点で、レッドブル、ロータス、フェラーリ、メルセデスに次ぐ5番目の位置につけている。
しかしすぐ下のザウバーとマクラーレンが挽回するのは間違いなく、今のポジションをキープするのは簡単なことではないと、ディ・レスタは語った。
「彼らはすぐに持ち直すだろうから、今の位置を維持するか、あるいはもっと上に行くために頑張らなければならない」
「マクラーレンやザウバーと戦っているときに、相手を見くびることなどできない」
「彼らは大きな力を秘めたチームだ。すごいプレッシャーをかけてくるはずだ」