ザウバーの小林可夢偉は、ピレリタイヤの影響で今季のF1では、チャンピオンチームが最下位に近いチームにオーバーテイクされる「不思議な瞬間」が出てくるかもしれないと述べた。
今年のピレリタイヤはデグラデーションが大きいとして、ドライバーたちから懸念の声が上がっている。
Auto Motor und Sportの報道としてMotorsport.comが伝えたところによると、可夢偉は「レッドブルがヒスパニアにオーバーテイクされることがあるかもしれませんよ」と述べたという。
「(レッドブルが)古いハードタイヤで、ヒスパニアが新しいスーパーソフトを履いていたら、そういうことが起こる可能性があります」
「観客は少し混乱してしまうかもしれませんね」
可夢偉は、日本グランプリの2012年の開催契約が発表されたことを喜んだものの、日本でのF1人気が昔ほどではないことを嘆いた。
「モータースポーツは今でもヨーロッパのスポーツなんです」と可夢偉。
「日本で一番人気があるスポーツは相撲と野球です。セナとプロストの時代はF1レースを観に行くのがはやりましたけど」
「でも悲しいことにそういう時代は終わりました」