セバスチャン・ベッテルは、イギリスGPなどで観客からブーイングを受けたことについて、理解できないことでありフェアではないと語った。
ベッテルは、イギリスGPでトップ走行中にリタイアを喫した際に観客からやじを飛ばされ、レース後のコンサートでもブーイングを受けたという。
他のグランプリでも表彰台に上った際にブーイングを浴びたことがあるベッテルは、そういった観客のリアクションには驚いたと述べている。
「理解できなかった。彼らにああいうことをされるようなことを、僕は何もしていない」とベッテルが述べたとDaily Mailが伝えている。
「(イギリスGP)レース後のコンサートでステージに上がった時にもまたブーイングを受けた。だからカメラを取り出して言ったんだ。『ブーイングするんだったら、ちゃんとやってくれ』ってね。笑いを取ろうとしたんだよ」
「でも誰だってブーイングされるのは好きじゃない。イギリスGPではファンはイギリス人ドライバーに勝ってほしいだろうから、僕がレースをリードしていたら気に入らないかもしれない。それは当然のことだけど、ブーイングするのはフェアじゃないと思う」
ベッテルに対する反感は、マレーシアでチームの指示を無視してマーク・ウエーバーを抜き優勝したことから起きているのかもしれないと、Daily Mailは推測している。
マレーシアの一件に関してベッテルは次のように語った。
「後悔しているのはチームよりも自分を優先したことだ。それについては謝った。そのことを別にすれば、僕はレースをしているのだし、それについて謝るつもりはない」
ベッテルは現在タイトル4連覇に向けて順調に戦いを進めており、ランキング2位のフェルナンド・アロンソには46点の差をつけている。