ロータス・ルノーのテスト参加を前にしたニック・ハイドフェルドが、シート獲得に向けてテストで強力なパフォーマンスを発揮することができると自信を示した。
ロバート・クビカが重傷を負い、長期欠場を強いられることになり、ロータス・ルノーは代役に経験あるドライバーを求め、ハイドフェルドを候補としてヘレステストで走らせることを決めた。ハイドフェルドは4日間のテスト期間中の後半にドライブする予定となっている。
「(プレッシャーは)感じていない。こういう状況は初めてじゃないからね」とハイドフェルドはヘレスで語った。
「F3時代に大勢のドライバーたちと一緒にテストをしたことがあるし、F3000のマクラーレン・ジュニアチームでも似たようなことがあった。ウイリアムズではアントニオ・ピッツォニアと交代でマシンに乗ったこともある。だからやるべきことをやってのけることができると自信を持っている。ここでのテストは、レースに出場するための最初の最も重要なステップだと考えている」
昨年ザウバーに加入するまでピレリタイヤのテストドライバーを務めたハイドフェルドは、その経験が役立つはずだと述べている。
「(ピレリでの経験は)アドバンテージになるはずだ。僕がやめた後でタイヤは確実に変わったけれど、コンストラクションについては僕がほとんどの作業を行った。コンパウンドの作業は少ししかしていないけれど」
「それでもタイヤについては十分な知識をもっているし、そのタイヤと僕の相性がすごく悪いということはないはずだ。タイヤを自分には合って他のドライバーには合わないように開発したわけではないけれど、自分が気に入らなかった場合、エンジニアに対してタイヤがいいとは言えないからね。だからタイヤとの相性は悪くないはずで、それはアドバンテージになると思う」