フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは、今年チームに復帰したキミ・ライコネンは、以前より成熟し、難しい2014年シーズンにチームが必要とするようなドライバーであると語った。
2007年から2009年までフェラーリに所属したライコネンと、今年チームは再度契約した。
ライコネンはチームと密接な関係を築いて働くタイプのドライバーではなく、2009年末に袂を分かつころにはフェラーリとの関係はあまり良好ではなかったと考えられているが、ドメニカリは、ライコネンは変わったと述べている。
「我々全員と同様に、彼は成熟し、経験を積み、チームと非常に緊密な関係を持つようになったと思う」とドメニカリはGazzetta dello Sportに対してコメントした。
「彼はすでに(ファクトリーに)頻繁に訪れており、今後毎週のようにマラネロにやって来ることだろう」
フェラーリで、しかもフェルナンド・アロンソのチームメイトとして走ることは簡単なことではないが、ライコネンはそれを十分承知し、うまく対処していくだろうとドメニカリは語った。
「彼は自分の能力をよく知っている」
「キミは自分がどういうチームに入るのか、承知している。自分にとって非常に重要なチャレンジであること、フェルナンドのようなエースにうまく対処し、彼と協力し合って働かなければならないことを、よく分かっているのだ」
「我々は感情的にではなく、理性的にこの決断を下した」
「フェルナンドのパートナーには、非常に強いモチベーションを持ち、今年のような難しいシーズンをうまく戦えるような経験を積んだドライバーを選ぶ必要があると考えた」
「アロンソと組み、フェラーリで走ることのプレッシャーに対処する方法を知っているドライバーでなければならなかった。フェラーリは常に注目を集め、2位は悲惨な結果と受け止められる」
「このような資質を持つドライバーは多くはない。我々が正しい決断を下したかどうかは、コース上の結果が示すことになるだろう」