ブラウンGPのルーベンス・バリチェロが、自身の“引退”について初めてこれを示唆する発言をおこなった。

 前戦ドイツGPは、スタートでポールシッターのマーク・ウエーバーを抜いてトップに立ち、ファーストスティントはリードを保っていたものの、その後、フュエルリグのトラブルにより、3回ストップから2回ストップへの変更ができなくなり、6位に沈んだ。これについてバリチェロは、勝利を逃した責任はチームにあるとして激しく批判する発言をおこなった。

 ただバリチェロは、この2週間の間にチームのボスであるロス・ブラウンと話し合いをもち、自らの考えを改めた。バリチェロはすでにわだかまりがないことをアピールするため、ハンガロリンクのパドックに“Mr.Happy”と描かれたTシャツで現れている。

 そうした一方、今後のキャリアについてバリチェロは“自問”することがあるとも語っている。
「私はこのスポーツを心から愛しており、17年もの間ここで戦っている。これからについても私の心の中で95%は続けていきたいと思っている。ただ、残りの5%について、“そうすることが本当に必要なのか”という思いにかられることも事実だ」
「そうした思いはある。しかし、来年のことを決めるにはまだ遠すぎるよ」

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