BMWザウバーのニック・ハイドフェルドが、チームメイトの小林可夢偉と比べてトップスピードで劣るのは、使いこんだエンジンを使用せざるをえないからだと述べた。
ハイドフェルドはシンガポールGPでペドロ・デ・ラ・ロサに代わってBMWザウバーに加入、ここまで3戦を戦ったが、予選では可夢偉に2戦で敗れ、決勝でも1度も上まわることができずにいる。
「トップスピードがチームメイトより劣っているが、ダウンフォースをかなりつけたセッティングにしているなど、何か理由があるのか」とのファンからの質問に対し、ハイドフェルドは自身の公式サイトで次のように答えている。
「可夢偉とは常に全く同じダウンフォースのセッティングにしている。でもエンジンの状況に関して僕は一番不利な状況にいると言えるかもしれない。チームは今季僕のマシンが使える8基のエンジンのうち3基を失った。さらに悪いことに、エンジンはかなり新しい段階で壊れたんだ。そのため、残ったエンジンでかなりの距離をカバーしなければならない。“古い”エンジンを使うことによって残念ながらエンジンパワーのロスがあり、そのために加速とトップスピードで負けてしまう」