F1ドライバーたちは、シルバーストンで起きたようなタイヤの問題が今週末も発生した場合、ドイツGPをボイコットすると警告している。
GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエイション)は、木曜日の夜にパドックで会合を開き、現在のF1の状況に強い懸念を示す声明を発表した。
ピレリは、ニュルブルクリンクに持ち込んだタイヤがシルバーストンのような問題を引き起こさないと強調しているが、それでもGDPAは完全には満足していないようだ。
声明のなかで、もし今週末にタイヤに関する何らかの問題が起こった場合、GPDAのメンバーはドイツGPをボイコットすると表明した。
「GPDAのドライバーは、シルバーストンで行われたレースに非常に深い懸念を表明する」と声明には記されている。
「タイヤになされる変更は望ましい結果をもたらし、同様の問題はドイツGPの週末には起こらないだろうと信じている」
「我々は、これまで常にそうしてきたように、マシンを限界でまでドライブする準備ができている。チームやスポンサー、ファンもそれを期待している」
「しかしながら、ドイツGPでもし同様の問題が発生し、ドライバーやマーシャル、ファンの命が再び危険に晒された場合、我々は即座にイベントから撤退する」
ドイツGPに持ち込まれた新たなケブラーベルトを採用したタイヤは今回の週末のみ使用され、ハンガリーGP以降は、2012年のコンストラクションと2013年のコンパウンドを組み合わせた、全く新しいタイヤが導入される。