ベルギーGPでリタイアしてノーポイントに終わり、ポイントリードが再び減る結果となったジェンソン・バトンだが、シーズンの残りレースも守りに入ることなく優勝を目指して戦いたいと述べた。

 今季第7戦までの6戦を制し、圧倒的なリードでタイトル争いで先んじていたバトンだが、第7戦トルコGPの勝利を最後に表彰台には一度も上っておらず、先週末のベルギーGPでは今季初のリタイアを喫した。フェラーリとマクラーレンの復活はバトンに有利に働いており、ルイス・ハミルトンとキミ・ライコネンの優勝は、バトンのダメージをいくぶん和らげることに役立ってはいるものの、タイトル争いのライバル、ルーベンス・バリチェロ、セバスチャン・ベッテル、マーク・ウエーバーはこのところ、大量にポイントを重ねており、バトンが築いたリードは徐々に減ってきている。

「今後の数レースで直面するチャレンジに対して前向きに考え、エキサイトしている」とバトンは言う。
「いらいらしてもいなければ、ネガティブになってもいない。僕らはこれから復調し、競争力を発揮し始めなければならない。僕に必要なのは4位か5位でフィニッシュすることだけだが、僕が望んでいるのはそういう位置ではない。僕はレースで勝っていきたい」
「“選手権争いを考えろ”とよく言われるが、僕は優勝したいんだ。予選の後で突然力を抜いたり、レースで100%プッシュしなかったり、そういうことはしない。5位のときでもいい戦いがしたいと思うんだ。僕は、優勝し、競争力を見せ付けたい。モンツァではまさにそれができるよう願っている」

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