ザウバーの小林可夢偉は、次の第9戦イギリスGPで5グリッド降格となるペナルティを受けた。
F1ヨーロッパGP決勝を7番グリッドからスタートした可夢偉は、オープニングラップで4番手まで浮上し、レース序盤を優位に進めた。
しかし、1回目のピットストップで左フロントホイールのトラブルが発生、大幅にタイムロスを喫した可夢偉は、同時ピットインのキミ・ライコネンに前を行かれると、さらに翌周にピットストップを行った11番手スタートのフェルナンド・アロンソにも先行を許し、暫定6番手までポジションを落としてしまった。
これで流れを失った可夢偉は、挽回を図っていた矢先の20周目にウイリアムズのブルーノ・セナと接触し、フロントウイングを脱落。ピットストップを余儀なくされると、今度はセーフティカー明けの34周目にフェリペ・マッサのインをついてまたも接触してしまった。
これでリタイアとなった可夢偉は、マッサとの接触原因の責任を問われ、次のイギリスGPで5グリッド降格するペナルティを受けた。
レース後、可夢偉はビデオコメントで「ピットストップで流れが変わった」と述べ、ツイッターでも「みんなごめんね。 また次の回に持ち越し!! 悔し過ぎるけど、これが現実やな!!」とファンに向けてメッセージ。誰よりも悔しい胸の内を明かしている。