フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモロ会長が今季から参戦している新チームを「GP2レベル」と語り、F1での存在を否定している。
モンテゼモロは今シーズンの開幕前から新規チームの参入に最も批判的で、去っていた自動車メーカーの穴を埋めるには既存のチームが3台目のマシンを走らせることが望ましいと繰り返し主張していた。しかし、モンテゼモロのそうした願いは叶えられず、代わってロータス、ヴァージン、HRTという3つの新チームが参戦を認められた。
「F1が60周年を迎える今年、我々フェラーリは800戦目のグランプリを祝おうとしている」とモンテゼモロがTuttosportに対しコメントしている。
「誇りをもって断言できる。誰もこの記録に並ぶことなどできない」
「我々にとってそれは満足感と誇りの大きな源であると言える。さまざまなチームが参戦しては撤退していくという厳しいF1の世界にあって、フェラーリが絶え間なく戦いつづけたことの証でもあるのだ」
「改めて申し上げるが、フェラーリのいないF1は、F1ではない。それに今年はGP2で走るべきチームが多く存在している」