メルセデスのニコ・ロズベルグは、2014年の新レギュレーションはF1が取るべき正しい道だったと述べた。
今季導入された燃料制限の規則により、各車は燃料をセーブしながら走らなければならない場面もあり、それがレースの盛り上がりを損ねているとのファンの意見もあるが、ロズベルグはそうは考えていない。
オーストラリアGPで優勝したロズベルグは、今年のF1ではダウンフォースの低下もありマシンのパフォーマンスを最大限に引き出すことが簡単ではなく、これがレースの面白さにつながっていると述べた。
「F1にとってよかったと思う」とロズベルグ。
「すべての状況をシャッフルした。それは素晴らしいことだし、このスポーツに必要なことだった」
「それに今の時代に合っている。エネルギー効率を追求している。それは進むべき方向性だと思う」
「ドライビングもとても楽しい。去年より遅くなったという点は気に入らないけれど、それにも慣れたから、今はペースが遅くなったようには感じないよ」
「マシンにさまざまな新機能が導入され、とても複雑になっている。それをすべてうまく働かせるには時間がかかるだろう」
ウイリアムズのバルテッリ・ボッタスは、オーストラリアGPはこれまで自分が走ったレースの中で最も楽しかったと述べた。ボッタスは上位をうかがっていたがウォールに接触して後退、しかしその後も目覚しい速さで挽回し、5位を獲得した。
「すごく楽しかった。あれこそレースだよ。今までのキャリアの中で一番楽しかった」とボッタス。
「僕の場合は燃料のセーブは全く必要なかった。セーフティカーが出てくれて助かったよ。それによって燃料を節約し、プッシュすることができるからね。タイヤが去年より安定しているのも大きいね」
「僕自身とても楽しかったし、ファンもレースを楽しんでくれたのならいいな」