メルセデスのチームプリンシパル、ロス・ブラウンは、7月の若手ドライバーテストに参加できないのはチームにとって痛手であると主張、ペナルティが軽すぎるとの意見を否定した。
メルセデスは5月にタイヤテストを行い、その際に現行マシンを走らせるというレギュレーション違反を犯した。これが発覚し、FIA国際法廷に裁定が委ねられたが、メルセデスは規則違反を犯し不公平なアドバンテージを得たものの不正の意志はなかったと判断され、処罰は戒告および7月の若手ドライバーテストへの参加禁止にとどめられた。
この処罰は軽すぎるとして、他チームは不満を感じているといわれている。
フェラーリは、この判決では実質的に処罰なしに等しく、レースドライバーを使ったプライベートテストと若手テストを同等に考えることはできないと主張している。
レッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーは、判決前に戒告、若手テスト不参加、罰金といったペナルティでは不十分であるとの考えを示していた。月曜の報道によると、この判決に不満を持ったレッドブルは、自身も「戒告」のペナルティを受けるリスクを冒してプライベートテストを行うと警告しているともいわれている。
しかしブラウンは、若手ドライバーテストへの不参加はチームにとって打撃であり、十分ペナルティになると主張した。
「若手ドライバーテストはペナルティになると思う。これは重大なものではないという考えは正しくない」とブラウンが述べたとSky Sportsが報じた。
「我々は、若手ドライバーテストのために広範囲にわたるプログラムを計画していた。したがって(参加禁止は)チームにとって打撃だ。若いドライバーたちと共に進めようと思っていた事ができなくなるのだ」