マルシャF1チームは、2014年からフェラーリエンジンを使用する見込みだと報じられている。
マルシャは、ヴァージン時代の2010年からコスワースエンジンを使用してきているが、同社は2014年に変更されるエンジン規定に沿ったV6ターボエンジンを製造しないとみられている。
そのため、チームはメルセデスかフェラーリにスイッチすることを検討しているが、CEOのアンディー・ウェッブは「両方と交渉している」と3月にコメントしている。
ウェッブは、現行のV8よりも高騰するとみられているエンジンを含むエネルギー回生システム“ERC”の価格が重要な要因になると語り、「4月末まで」には決定したいと述べたという。
テクニカルディレクターのパット・シモンズは、2014年のエンジン契約が「近い」と、イギリスのSky Sportsに語ったと、Motorsport.comが伝えている。
またシモンズは、ルノーについて「彼らの皿の上はいっぱいだ」と述べ、メルセデスとフェラーリが選択肢であることを認めている。
マルシャがフェラーリエンジンに傾いている理由には、今シーズンのドライバーにFDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)のジュール・ビアンキを採用したことも少なからず関係している。
「それが我々にとって損害になることはあり得ない。むしろ、フェラーリとの関係を近づけるものだ。フェラーリは真に多くのチームを望んでいる」とシモンズは語っている。