昨年までフェラーリでF1を戦い、今シーズンはWRCに転向、シトロエンジュニアチームでC4 WRCをドライブするキミ・ライコネンは2011年のF1復帰について「まだ結論を出すタイミングではない」と言い、もう少しWRCを戦いながら、将来どうしていくかをゆっくり考えていきたいという。
ライコネンはレッドブルのバックアップにより、今シーズンはWRCに参戦、序盤は思うような成績を挙げることはできなかった。しかしながら、2011年のF1復帰にむけて慌てて動き出すようなことはするつもりはないという。
開幕2戦のライコネンの成績はノーポイント。しかしその後のヨルダン、トルコの2戦ではそれぞれ8位、5位でフィニッシュし、現在ポイントランキング10位となっている。そしてライコネンはシーズンをさらに戦いながら、将来について考えて行きたいと考えている。
「まだ何も(気持ちの)方向性は決まってないんだ。慌てて決断をする必要はないと思う。もう少しどんな可能性があるのかを見て、自分にとって何が一番興味があって、やりたいことを楽しんでできるのかを考えたい」とフィンランドの新聞『Turun Sanomat』に語っている。
「F1が20年前のような状況だったら、今のラリーと同じ雰囲気だったと思う。(ラリーは)プロフェッショナルだけど、リラックスしたスタイルなんだ」とも語り、WRCの環境の方がアットホームに感じているという。