全日本選手権スーパーフォーミュラに参戦するTEAM IMPULと、世界的なPCメーカーであるレノボの日本法人レノボ・ジャパンは3日、今季のスーパーフォーミュラにおけるメインスポンサー契約を結んだと明らかにし、チーム名を『LENOVO TEAM IMPUL』とすると発表した。
2010年チャンピオンであるジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ、07年〜08年のチャンピオンである松田次生と、ふたりのチャンピオンを揃えフォーミュラ・ニッポンを戦ってきたTEAM IMPUL。闘将星野一義監督率いるチームでは今季もふたりを残留させ、新生スーパーフォーミュラでタイトル奪還を目指すが、そんなTEAM IMPULに心強いパートナーが加わることになった。
3日にTEAM IMPULとレノボ・ジャパンは同時にプレスリリースを発行し、2013年シーズンのスーパーフォーミュラの体制を発表。レノボ・ジャパンがチームのメインスポンサーとなり、『LENOVO TEAM IMPUL』というチーム名に。カラーリングも一新されることになった。
新たに発表されたカラーリングは、これまでのインパルカラーからブラックとレッドの塗り分けに。ノーズとサイドポンツーンには、レノボのロゴと、2011年5月から全世界で使用されるキャンペーン“FOR THOSE WHO DO.”のロゴが入る。
また、レノボの他にも、エンジンカウル上面には大胆な時計の模様が描かれることに。これは、サッカーJ2東京ヴェルディの胸スポンサーにも決まったばかりのイタリアのウォッチブランド、GAGA MILANOのもの。さらに、世界中のモータースポーツ界でそのロゴを見かけるエナジードリンクのモンスターエナジーのロゴも加わったほか、さまざまな新規スポンサーがマシンに描かれる。
「新しいスポンサーとしてレノボさんに参入していただき、良い年にしたいですね!」と星野一義監督。「昨年はチーム側のミスが多く、たくさんの取りこぼしをしてしまいました。このオフには全員で取り組みシーズンに入ります。昨年の終盤から車両のセットにも自信をもっているし、JP、次生も速い! 絶対にチャンピオンと思っています」と気合が入る。
TEAM IMPULでは、スーパーGTでも次生とオリベイラのコンビでカルソニックIMPUL GT-Rを走らせるが、こちらも「今年はとにかく勝つことを目指し全力で戦う決意」と星野監督。スーパーフォーミュラ同様にレノボのロゴがリヤハッチに、モンスターのロゴがルーフに入りチームをサポートする。
今季は新しいトランスポーターを導入するなど、体制の強化著しいTEAM IMPUL。レノボカラーのSF13・トヨタがどんな活躍をみせるのか、今から開幕戦鈴鹿が待ち遠しいところだ。
