NASCAR SPRINT CUP SERIES
第11戦 Showtime Southern 500
開催日:5月8日
デニー・ハムリンが前日のネイションワイド・シリーズに続き
ダーリントンを完全制覇!今季3勝目を挙げる
5月8日(土)、米国南東部サウスカロライナ州ダーリントンのダーリントン・レースウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第11戦「Showtime Southern 500」が開催された。
ダーリントンは60年以上の歴史を持つ、NASCAR最古のコースのひとつであり、難コースとして知られる。同コースでは、2008年にカイル・ブッシュが勝利を挙げている。
7日(金)ネイションワイド・シリーズの予選に続き、午後5時10分よりスプリント・カップ・シリーズの予選が行われ、ブライアン・ヴィッカーズが3番手、デイビッド・ロイティマンが4番手で2列目に並んだ。マーコス・アンブローズが7番手、デニー・ハムリンが8番手につけ、14台の“トヨタ カムリ”が決勝に進んだ。
尚、この予選で壁に接触し、39番手と後方に沈んだKy.ブッシュは、予選後バックアップカーに乗り換えることになったため、決勝レースは最後尾グリッドからのスタートとなった。
翌日の母の日にちなみ、ドライバー達の母親が壇上に上がり、“サンズ&ジェントルメン!スタート・ユア・エンジンズ!”のかけ声で全車一斉にエンジンスタート。午後7時45分に1.366マイルオーバルを367周(501マイル:約800km)して競われる決勝レースのグリーンフラッグが振られた。
序盤は、ヴィッカーズとロイティマンがそれぞれポジションを上げ、2-3位で首位を追走。ハムリンもトップ5へと順位を上げた。ヴィッカーズは38周目に首位に立ったが、その後出されたイエローコーション時のピットで首位を奪われ、再スタート後はハムリンが“トヨタ カムリ”勢を引っ張る形となった。
大差を付け首位を快調に逃げていたジェフ・ゴードン(シボレー)をじりじりと追い上げて行ったハムリンは、141周目、ついに首位を奪取。グリーン下でのピット作業を経て、一瞬順位は入れ替わったものの、その後もハムリンは快走。一時は2位以下に4秒以上もの大差を付けての独走状態となった。
一方で、最後尾スタートから追い上げを強いられたKy.ブッシュも着実に上位へと浮上し、150周目過ぎには、首位争いに加わるまでになった。
206周目にはKy.ブッシュが首位に立つが、230周目には好ピットによりロイティマンが首位を奪取。ここで4位につけていたKy.ブッシュは、ピットアウト直後に左リアタイヤのパンクに見舞われ再度ピットイン。24位に後退。
ロイティマンを先頭に切られた233周目の再スタート直後、12位につけていたトゥルークス・Jr.がトランスミッショントラブルに見舞われ突然スローダウン、混乱した後続が接触。この混乱で、Ky.ブッシュも車体前部にダメージを負い、再度のピットインによる修復を余儀なくされてしまった。
しかし、ピットクルーの懸命な作業により周回遅れになることなくコースへ復帰したKy.ブッシュは、再び追い上げを開始。まもなくトップ10圏内へとポジションを戻すと、 286周目のイエローコーションでは、2本タイヤ交換を選択。一気にトップへと浮上した。
ハムリンが2番手での再スタートとなったが、タイヤを4本交換したハムリンはすぐにKy.ブッシュをパス。Ky.ブッシュは他車にも抜かれ4位に後退。ハムリンとこの日、常に上位を争っていたジェフ・バートン(シボレー)とのサイド・バイ・サイドでの激しいトップ争いとなった。
341周目、グリーン下でのピットからコースに戻った直後のジョーイ・ロガーノがスピン。イエローコーションとなり、各車最後のピットイン。上位勢はほぼ全車が2本タイヤ交換でピットアウト。このピット作業争いはハムリンが制し、ハムリン、Ky.ブッシュが1-2体制で残り20周への再スタートとなった。
2位のKy.ブッシュは最後のピットでのセッティング変更が裏目に出て後退。後続に飲み込まれてしまったが、ハムリンは好ダッシュで一気に差を広げ、そのまま独走。最後は2位に2秒近い差をつけ、トップでチェッカーを受けた。Ky.ブッシュは7位。ヴィッカーズが 10位。ロイティマンが11位に入った。
ハムリンは前日のネイションワイド・シリーズに続き、自身初となる同一週末開催レースの2カテゴリー制覇。ダーリントンでの2カテゴリー制覇は1993年以来となる。ハムリンはこれで今季シリーズ3勝目を挙げ、ランキングでも6位へとひとつポジションを上げた。
次戦第12戦は5月16日(日)、米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。
ドライバー デニー・ハムリン:
「母の日の週末に両レースを制することができたのは本当に素晴らしい。我々の“トヨタ カムリ”はレースを通じてトップ2の速さを持っていた。あとは勝つためのポジションに的確に着けていれば良かった。ピットクルーは信じられない働きで、ピットロードからトップで私を送り出してくれた。それがこの勝利の鍵となった。最後の再スタート後、我々の“トヨタ カムリ”は本当に速かったので、ピットで抜けなくても後でパスできたかも知れない。しかし、我々は着実にレースを戦った。最後は今日最高の仕上がりになっていた。クルーチーフは絶好の調整をしてくれた。今日は若干順位の入れ替わりはあったが、最後は完璧だった」
