NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第6戦 Dover 200
開催日:5月14日
アリック・アルミローラがシリーズ初勝利を挙げる
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第6戦「Dover 200」が5月14日 (金)にドーバー・インターナショナル・スピードウェイで開催された。
ドーバーでは、現在スプリント・カップ・シリーズに参戦している元F1ドライバー スコット・スピードが 2008年、現在ネイションワイド・シリーズに参戦しているブライアン・スコットが2009年に勝利を挙げ、トヨタは目下2年連続勝利を挙げている。
今週末はドーバーでNASCARトップ3カテゴリーの全レースが行われるが、カイル・ブッシュはその全てにエントリー。前人未踏の同一週末3カテゴリー制覇に挑んだ。
決勝を前に、14日(金)午前10時10分から予選が行われた。13日(木)に行われた2度の練習走行の両方でトップタイムをマークし、好調なカイル・ブッシュが今季2度目のポールポジションを獲得。ジョニー・ベンソンが4番手、マイク・スキナーが5番手。アリック・アルミローラ、ティモシー・ペターズがそれぞれ7,8番手で4列目に並び、10台の“トヨタ タンドラ”が決勝へ進んだ。
午後4時49分、1マイルオーバルを200周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションのKy.ブッシュは序盤から後続を引き離し、レースが4分の1を終える50周目には、2位に約2秒の差をつけた。
53周目、14番手スタートから10位まで順位を上げていたマックス・パピスの右フロントタイヤがバースト。第2コーナー出口のウォールに激しくヒットし、この日3度目のイエローコーション。各車ピットインし、59周目に再スタート。直後にKy.ブッシュは首位を争うロン・ホーナディ(シボレー)にパスされるが、2周後に再び首位を奪還した。
7番手スタートから4位までポジションを上げていたアルミローラは、79周目に右フロントタイヤのパンクに見舞われ、予期せぬピットイン。イエローコーションにはならなかったため、トップから2周遅れの20位に後退してしまった。
Ky.ブッシュが首位を逃げる一方で、アルミローラは追い上げを開始。87周目のイエローコーションで1周遅れに戻すと、115周目のイエローコーションでは“ラッキー・ドッグ”(コーション発生時周回遅れの最上位がトップと同一周回に戻れる措置)を獲得。更にポジションを上げていった。
125周目に他車のクラッシュでイエローコーションが出されると、燃料給油では最後まで走り切るぎりぎりのタイミングではあったが、Ky.ブッシュらはピットイン。ベンソンらはコース上に残り、ポジションアップ。Ky.ブッシュは11位に後退したが、再スタート後、僅か10周で首位に返り咲いた。
145周目には、トップ10圏内を走行していた、目下ランキングトップにつけるペターズが右フロントタイヤのバーストでクラッシュ。無念の戦線離脱となった。このイエローコーションで、上位勢がコース上に残る中、アルミローラはピットイン。タイヤ交換と給油を行い、14位でコースに復帰した。
その後もKy.ブッシュは順調に首位を快走。ベンソンが2位で続いた。アルミローラは猛烈な追い上げを見せ、152周目には6位、レース終盤には4位まで浮上。
残り8周で他車のクラッシュによりイエローコーション。残り4周での再スタートとなった。この再スタート時に、トップのKy.ブッシュが突然の燃料系トラブルでスタートをミス。3位に後退したが、直後に中団の車両がエンジンブローしイエローコーション。レースは4周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー”の2周で決されることとなった。
アルミローラがトップ、ボダインが2番手、Ky.ブッシュ3番手、ジャスティン・ロフトン4番手で 202周目の再スタートを迎える直前、Ky.ブッシュはまさかの燃料切れでピットへ。全204周中172周に渡って首位を走行し、レースの大半を支配しながらも、勝利を逃すこととなってしまった。
再スタートでは、ボダインがスタートをミス。中断に飲み込まれる一方で、アルミローラは好スタートで一気に2位との差を広げ、トップでチェッカー。嬉しい自身シリーズ初優勝を飾った。これにより、トヨタはドーバーでの連続勝利を3に伸ばした。
ロフトンは最後まで、サイド・バイ・サイドでの2位争いを展開したが、惜しくも及ばず3位でフィニッシュ。しかし、ルーキーのロフトンにとって、自身最高位フィニッシュを果たした。ボダインは追い上げて5位。6位にデイビッド・スター、8位にスキナー、10位にベンソンが入った。Ky.ブッシュは16位に終わった。
今大会の結果、アルミローラがランキング首位に浮上。ボダインが2位、クラッシュで 25位に終わったペターズが3位につけている。
次戦第7戦は5月21日(金)にロウズ・モーター・スピードウェイで開催される。
ドライバー アリック・アルミローラ:
「長く待ち望んでいた勝利だ。多くのNASCARレースを戦ってきて、やっとヴィクトリーレーンに立つことができた。ここにいるのは素晴らしい気分だ。チャンスはいつ巡ってくるかわからない。だから決して諦めないことだ。我々の“トヨタ タンドラ”は、トレーラーから降ろした直後から好調だった。我々はここ数週間、ナッシュビルやカンザスのレースで、幾つかのことを試していたが、それでトップ争いからは離れてしまった。我々は基本に立ち戻り、作業を続けてきた。とても興奮している。今後のレースが待ちきれない。我々は今日、右フロントタイヤのバーストによって2周遅れになったにもかかわらず、ポジションを取り戻し、勝つことができた。信じられないレースだった」
