NASCAR NATIONWIDE SERIES
第27戦 Virginia 529 College Savings 250
開催日:9月11日
カイル・ブッシュが3位フィニッシュ
9月11日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第27戦「Virginia 529 College Savings 250」がリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで開催された。
11日(土)午前中に練習走行を行った後、決勝に先立ち、午後4時10分から予選が行われ、地元出身デニー・ハムリンがポールポジションを獲得。カイル・ブッシュが2番手を確保し、“トヨタ カムリ”が最前列グリッドを独占した。スコット・スピードが8番手、トレヴァー・バインが9番手につけ、9台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
併催のスプリント・カップ・シリーズ予選が行われた後、午後8時46分に0.75マイルオーバルを250周(187.5マイル:約300km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
最前列に並んだハムリン、Ky.ブッシュ共に好スタートを切り、1−2体制で序盤戦を走行。42周目にこの日2度目のイエローコーションが出され、ピット作業でブラッド・ケセロウスキー(シボレー)に先行されたものの、112周目にKy.ブッシュがこれをかわすと、ハムリンも続き、再びトップ2を“トヨタ カムリ”が占める形となった。
138周目、11位を走行していたジェイソン・リフラーがタイヤのパンクに見舞われ、この日4度目のイエローコーション。ピットで順位は入れ替わったものの、再スタートで素晴らしいダッシュを見せたハムリンが再び首位に立った。
後半、ケヴィン・ハーヴィック(シボレー)とカール・エドワーズ(フォード)の追い上げを受けたハムリンは、それでも首位の座を守り続けたが、204周目、ハムリンはタイヤのグリップを失い、バランスを崩しハーフスピン。イン側からハムリンに並びかけていたハーヴィックと接触した。
そのまま2台は走行を続け、イエローコーションも出されなかったが、ハムリンは、この接触で左フロントにダメージを受け、痛恨のグリーン下でのピットイン。周回遅れの18位までポジションを落としてしまった。
ハーヴィックとエドワーズにかわされ、3位を走行していたKy.ブッシュは、終盤激しいプッシュを見せたが、逆転には至らず。3位でフィニッシュ。5位にはデイビッド・ロイティマン、6位にバイン、7位にスピードが入った。ハムリンは首位と同一周回までは復帰したが、17位に終わった。
今大会の結果、Ky.ブッシュとランキングを争うエドワーズが優勝したため、その差を 20ポイント縮められることとなったが、Ky.ブッシュはまだ201ポイントの差をつけてランキング首位の座を守っている。
次戦第28戦は9月26日(土)に米国東部デラウェア州ドーバーのドーバー・インターナショナル・スピードウェイで行われる。
ドライバー カイル・ブッシュ:
「着実なレースを戦うことができて良かった。我々の“トヨタ カムリ”はまずまずの仕上がりだったが、残念ながら前を行く数台を捕らえるには足りなかった。60号車(カール・エドワーズ)は非常に強く、33号車(ケヴィン・ハーヴィック)も良かった。88号車(ブラッド・ケセロウスキー)も終盤激しく追い上げてきたが、かろうじて抑えきった。彼らは上手くグリップを得ており、残念ながら彼らにかわされてしまった。彼らは調子を上げてきており、我々は若干厳しい状況になってきているが、何とかシーズンが終わるまでにもう何勝かはしたいと思っている」
