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投稿日: 2009.07.06 00:00
更新日: 2018.02.23 10:37

【トヨタモータースポーツニュース】NASCAR NATIONWIDE SERIES カイル・ブッシュが惜しくも2位フィニッシュ


NASCAR NATIONWIDE SERIES
第17戦 Subway Jalapeno 250
開催日:7月3日

カイル・ブッシュが惜しくも2位フィニッシュ

 7月3日(金)にNASCARネイションワイド・シリーズの第17戦「Subway Jalapeno 250」がデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催された。

 3日(金)午後1時から予選が行われ、ルーキーのマイケル・アネットが“トヨタ カムリ”勢最上位の9番手グリッド。今大会初めて“トヨタ カムリ”に乗りスポット参戦するカップドライバーのケイシー・ケインが15番手、カイル・ブッシュは19番手。9台の“トヨタ カムリ”が決勝に進んだ。
 ネイションワイド・シリーズの予選の直後、スプリント・カップ・シリーズの予選までの間に、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイのロードコースで、グランダム・ロレックス・スポーツカーレースの第7戦が開催された。このレースに、Ky.ブッシュと、スプリント・カップ・シリーズに参戦している元F1ドライバー、スコット・スピードとがペアを組み、レクサス・ライリーでスポット参戦。見事10位でフィニッシュしている。

 午後8時22分、2.5マイルオーバルを100周(250マイル:約400km)する決勝レースがスタート。19番手スタートのKy.ブッシュが徐々にポジションを上げ、35周目には首位に浮上した。その後方では、30番手と後方スタートのブライアン・ヴィッカーズ、23番手スタートのジョーイ・ロガーノ、34番手スタートのマイケル・ウォルトリップらがポジションを上げ、上位を争う集団に加わった。
 特に、2001年と2003年にカップ・シリーズの「デイトナ500」を制するなど、比較的このコースでのレースを得意とするマイケル・ウォルトリップは、約2ヶ月ぶりと、久しぶりのネイションワイド・シリーズ出場ながら、巧みなポジショニングで上位へ浮上。46周目にこの日2度目のイエローコーションが出されると、素早いピットで6位にポジションアップ。再スタート後も目覚ましい走りを見せ、55周目には首位に立った。
 しかし、58周目に発生した多重クラッシュでイエローコーションが出され、全車ピットインとなった際、ピットアウトしようとしたウォルトリップの車両に、後方からの車両が接触。これでウォルトリップは首位と同一周回最後尾の35位まで大きく後退を余儀なくされ、勝利のチャンスを失ってしまった。
 その後も、Ky.ブッシュとヴィッカーズ、ロガーノが上位のポジションをキープ。100周のレースも終盤となった94周目に5台が絡む多重クラッシュが発生し、レースは2周延長、最後の2周“グリーン・ホワイト・チェッカー”でのスプリント勝負となった。
 トップのクリント・ボウヤー(シボレー)をイン側の先頭に、2位のカール・エドワーズ(フォード)がアウト側、3位のKy.ブッシュ、5位のロガーノがイン側で続き、再スタートが切られた。上位の5、6台が2列の団子状態での再スタートとなったが、まもなくイン側のボウヤーとKy.ブッシュが先行。Ky.ブッシュは最後の逆転を狙ったが、最終ラップを示すホワイトフラッグが降られるのとほぼ同時に、後方集団で多重クラッシュが発生し、イエローコーション。順位はこの時点で凍結されることとなり、Ky.ブッシュは惜しくも2位フィニッシュ。ロガーノが4位、ケインが5位となった。
 常にトップ10圏内、上位集団での走行を続けたヴィッカーズが7位。ピットでの接触により大きくポジションを落としながらも、その後素晴らしい追い上げを見せたウォルトリップが11位に入った。
 Ky.ブッシュは、ランキングを争うエドワーズが3位となったため、僅かながらその差を広げ、ランキング首位の座を守っている。

 次戦第18戦は7月10日(金)にシカゴランド・スピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々の“トヨタ カムリ”は絶好調で、非常に楽しいレースだった。レース序盤は滑りやすかったので、グリップを向上させるために、ピットストップの度に調整を加えた。完璧に改善するまでには至らなかったが、全体的には、特にロングランで調子は良かった。 29号車(クリント・ボウヤー)はロングランで本当に速く、彼のレースカーはエンジンパワーも出ていた。残念ながら、今夜は2位で良しとしなくてはならない。しかし、それは激しい戦いの末に勝ち取った2位だ。ポイントでもカール・エドワーズとの差を少しだが広げることも出来たし、良い結果だと思う」


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