更新日: 2018.02.23 10:40
【トヨタモータースポーツニュース】NASCAR SPRINT CUP SERIES 第20戦“トヨタ カムリ”2台がトップ10フィニッシュ
NASCAR SPRINT CUP SERIES
第20戦 Allstate 400 at the Brickyard
開催日:7月26日
“トヨタ カムリ”2台がトップ10フィニッシュ
7月26日(日)、米国中部インディアナ州スピードウェイのインディアナポリス・モーター・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第20戦「Allstate 400 at the Brickyard」が開催された。
“インディ500”が開催されることで知られる同コースは、100年もの歴史を持つ伝統のサーキット。当初レンガ敷きだった名残で、今でもスタート/フィニッシュラインにはレンガの列が残されており、“ブリックヤード”の通称を持つ。四角形に近い独特な2.5マイルオーバルである。
25日(土)午前10時10分より予選が行われ、デイビッド・ロイティマンが5番手、ブライアン・ヴィッカーズが6番手グリッドを確保。13台の“トヨタ カムリ”が決勝へと駒を進めた。
26日(日)午後2時18分、18万人の大観衆が見守る中、2.5マイルオーバルを160周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
レースは1周目の第4ターンで32番手スタートのロビー・ゴードンがスピンを喫し、1周目からイエローコーションという波乱の幕開けとなった。
5、6番手スタートのヴィッカーズとロイティマンは順調にトップ10圏内で走行。20番手スタートのカイル・ブッシュは、30周目前後からグリーン下で繰り広げられたピット作業で一気に7位までポジションアップ。しかし、チームメイトのデニー・ハムリンは、駆動系のトラブルに見舞われガレージでの修復を余儀なくされてしまった。
また、7位を走行していたKy.ブッシュも、58周目にいきなり右フロントタイヤがバースト。コントロールを失ったKy.ブッシュは壁にヒットし、車体右側を大きく破損。そのままガレージへ向かい、大きく順位を落としてしまった。
常に上位のポジションで走行を続けたヴィッカーズは、中盤もジミー・ジョンソン(シボレー)と激しく3位争いを展開。124周目あたりから上位勢がグリーン下でのピットを開始し、若干ピットインを遅らせたヴィッカーズは一時首位に立ったが、127周目にヴィッカーズもピットイン。全車がピットインを終えた時点で5位に後退してしまった。
その後も勝利を目指し健闘を続けたヴィッカーズだったが、惜しくも届かず、5位でチェッカー。常にトップ10圏内で走行を続けたロイティマンが8位。
前日の練習走行でエンジン交換を行ったため、後方スタートを強いられたジョーイ・ロガーノが追い上げ12位でフィニッシュした。
ガレージでの長時間の修復を強いられたハムリンとKy.ブッシュは、それぞれ34位、 38位に終わった。
次戦第21戦は8月2日(日)、米国東部ペンシルバニア州ロングポンドのポコノ・レースウェイで行われる。
ドライバー ブライアン・ヴィッカーズ:
「良いレースだったが、決して満足はしていない。我々の“トヨタ カムリ”はテストや練習走行でも絶好調で、ここで勝利を挙げることを望んでいた。5号車(マーク・マーティン)と48号車(ジミー・ジョンソン)は本当に強かった。我々が最高の状態だったときに、良いポジションにつけられていたら、彼らの前をキープできたと思う。追い越しは非常に難しく、ポジションが非常に重要だった。ピットクルーは素晴らしい仕事してくれた」