NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第18戦 Copart 200
開催日:9月12日

大波乱のレースを制しマイク・スキナーが2連勝!

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第18戦「Copart 200」が9月 12日(土)に米国中部イリノイ州マディソンのゲートウェイ・インターナショナル・レースウェイで開催された。

 11日(金)午後の2度の練習走行を経て、12日(土)午前10時5分から予選が行われ、ブライアン・スコットが4番手、T.J.ベルが5番手。7番手のトッド・ボダインに、ティモシー・ペターズ、マイク・スキナー、ステイシー・コンプトンと続き予選トップ10入り。11台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと駒を進めた。

 午後2時48分、1.25マイルオーバルを160周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタートした。各車順当なスタートを切ったが、40周目にこの日3度目のイエローが出されると、各車一斉にピットイン。キャンピング・ワールド・トラック・シリーズ独自の、一度のピットでタイヤ交換と給油を行うことができないという規則により、順位はめまぐるしく変わり、再スタート時はペターズがトップ。まもなく、ボダインが首位を奪った。
 ペターズ、ボダインらと首位争いを繰り広げたコンプトンも79周目に首位に立ったが、 88周目にロン・ホーナディ(シボレー)にその座を奪われてしまった。
 スキナーはピット作業でタイムをロス。10位前後まで順位を落としたものの、後半は徐々にポジションを上げ、その後は、ボダインとスキナー、2台のシリーズチャンピオン経験者が“トヨタ タンドラ”勢を引っ張り、上位を争った。
 ホーナディに続く2位につけたボダインだったが、154周目に、後方から迫ってきたマット・クラフトン(シボレー)に接触されスピン。クラッシュを喫し、無念の戦線離脱となってしまった。この多重クラッシュで、レースは5分半に渡り赤旗中断。
 残り3周となった157周目に再スタートが切られたが、再びクラフトンが、首位を行くホーナディと接触し、ホーナディがクラッシュ。この行為を受け、オフィシャルはクラフトンに黒旗を提示した。
 この多重クラッシュでも赤旗が出され、レースは2周延長。“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決定されることとなった。上位勢の脱落により、161周目の再スタートを首位で切ったスキナーは、後続のジョニー・ソーター(シボレー)の猛追を受けたが、これを凌ぎきり、トップでチェッカー。前戦アイオワに続き、2連勝を飾った。
 “トヨタ タンドラ”は4連勝で今季10勝目。3位にはスコット、4位にアリック・アルミローラ、5位にテイラー・マルサム、7位ペターズ、8位コンプトンと続いた。
 今大会の結果、優勝したスキナーのランキング3位は替わらないが、2位のクラフトンが6位に終わったため、その差を16ポイントまで縮めることとなった。

 次戦第19戦は9月19日(土)にニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで開催される。

ドライバー マイク・スキナー:
「信じられない。最後はいつも通り、イン側を閉め、13号車(ジョニー・ソーター)からの追い上げを阻んだ。私は彼よりは速く、彼も良い走りをした。前走車をクラッシュさせるという行為に対し、黒旗を出したNASCARの判断を讃えたい。遅かれ早かれ、あのような行為は停められるべきだった。私も今季2度ほど、それが可能な状況にはなったが、もちろんそれはしなかった。そして、その対価を今日受け取ることができたということだ。チャンピオンシップで、若干上位との差を縮めることができたが、基本的には、我々はただレースに勝とうとしているだけだ。“トヨタ タンドラ”でレースを戦い、新たな環境で勝てたことに、本当に感謝している」

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