TDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)レポート 【3月29日号】
F1第1戦オーストラリアGP 中嶋一貴は無念のリタイア
2009年のF1世界選手権が開幕。オーストラリア・メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで3月27日(金)から29日(日)に渡って第1戦が開催された。今季のF1には唯一の日本人として、TDPドライバーの中嶋一貴がAT&Tウィリアムズチームから参戦。F1レギュラードライバーとして2年目のシーズンを迎える。
昨シーズン、フル参戦初年度にして18戦中16戦完走、5回の入賞を果たし、9ポイントを獲得した中嶋は、シーズン前のテストでもトップタイムをマークするなど好調。
27日(金)のフリー走行では1回目2番手、2回目はアタック時に他車に引っかかったものの7番手。28日(土)のフリー走行でも5番手につけ、予選での好結果に期待が高まった。
28日(土)、現地時間午後5時と遅い時間から行われた予選では、中嶋は第1セッションこそ12番手で通過したものの、第2セッションではタイムを伸ばすことが出来ず、13番手。決勝は11番手グリッドからのスタートとなった。
29日(日)午後5時から行われた決勝レースでは、スタート直後の混乱を上手く避け、8番手に浮上。他車のピットインにより4位までポジションを上げたが、18周目に縁石に乗り上げコントロールを失い、コース脇のウォールにクラッシュ。無念のリタイアに終わった。
F1 ニュース
