レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2009.03.28 00:00
更新日: 2018.02.15 12:35

【トヨタF1】F1第1戦オーストラリアGP予選


noimage

2009年3月28日(土)オーストラリア/アルバート・パーク

2009年F1シーズン幕開け初戦となるオーストラリアGPで、パナソニック・トヨタ・レーシングは2台揃ってトップ10以内から決勝のスタートを迎えることになる。メルボルンのアルバート・パークは、今日も晴れ渡った、良い天気となった。気温24-25℃、路面温度29-33℃を計測する中、ティモ・グロックは6番手グリッドを獲得、ヤルノ・トゥルーリは8番手グリッドを獲得した。ブリヂストン・ポテンザのミディアムとスーパーソフトのコンパウンドの2種類が用意されたが、2009年仕様のクルマの完全なパフォーマンスを全体の中で比較しながらQ1とQ2を通過するために、両ドライバー共によりソフトなコンパウンドを選択した。すべてのクルマが決勝スタート時に使用する分量の燃料を計算して積み込んでいる状況で、やはり緊迫感が高まるQ3の終了間際に、トヨタの2台は最速タイムを出すために、スーパーソフトタイヤに履き替えた。

ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー9 シャシー:TF109/04
公式練習3回目:2番手 1分25秒811(トップと0.003秒差) 19周
予選第1セッション:14番手 1分26秒194(トップと1.188秒差) 7周
予選第2セッション:7番手 1分25秒265(トップと0.482秒差) 6周
予選第3セッション:8番手 1分27秒127(トップと0.925秒差) 7周
 グリッド:8番手 (暫定)
「かなり厳しい予選だった。もっと良い結果を期待していたから、残念だ。もちろん、決勝ではできる限りの力を出して戦うけれど、予選と3回目のフリー走行ではクルマの感覚が異なっていたから、明日どうなるかは分らない。なぜかはわからないけれど、タイヤが思うように温まらず、何度も横に滑ってしまった。その上、ブレーキにも問題を抱えていたから、とても難しかった。」

ティモ・グロック : カー・ナンバー10 シャシー:TF109/03
公式練習3回目:8番手 1分26秒410(トップと0.602秒差) 25周
予選第1セッション:4番手 1分25秒499(トップと0.493秒差) 7周
予選第2セッション:8番手 1分25秒281(トップと0.498秒差) 6周
予選第3セッション:6番手 1分26秒975(トップと0.773秒差) 6周
 グリッド:6番手 (暫定)
「2回目と3回目のフリー走行では、適切なバランスを見つけるのに少し手こずったけれど、解決策を見つけるために一生懸命作業をして、適切なセットアップに近づけるためにいくつかの作業を行った。もう少し微調整を早めに行えたら、トップ3にコンマ1秒ほどしか離れていない結果だったから、もっと良いグリッドを獲得できたかもしれないけれど、今日の結果に関しては前向きに捉えている。クルマの調子は良い感じだし、我々は明らかに上を狙える位置にいるから、明日の戦略でどうなるか楽しみだ。とても満足しているし、自信はある。」

パスカル・バセロン : シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
「全体的に見て、もっと良い結果を期待していたので、今日の結果には残念だ。もっと上のグリッドを期待していたが、戦略も含めたものがQ3の結果となっている。予選ではスーパーソフト・コンパウンドの方が明らかに適しているため、タイヤ選択は容易だったが、決勝レースは別問題だ。決勝レースにおいて、タイヤ選択は大きなチャレンジだ。状況を的確に判断し、レースに臨みたい。」

新居章年 : シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター
「狙い通りの上位グリッドを獲得できず、本当に残念な予選結果になってしまった。午前の練習走行では、ヤルノもティモも車の仕上がりに満足していたので、確実に獲得できると思っていた。しかし普段と異なる『夕方の予選』の為か、車をトラックに充分に適合させられず、満足のいくアタックが出来なかった。プレシーズンテストを通して、ロングランの速さには自信を持っており、明日は積極的に上位を狙って、良いレースをしたい。」


関連のニュース