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F1ニュース

投稿日: 2009.08.25 00:00
更新日: 2018.02.15 14:49

【トヨタF1】F1第12戦 ベルギーGP プレビュー


F1第12戦 ベルギーGP プレビュー
2009年8月24日(月)

日時:8月30日(日)日本時間午後9時
第12戦 (全17戦)
開催地:スパ・フランコルシャン
距離:7.004 km (44周)
最速ラップタイム: 1分47秒930(2008)
歴史:1925年に初開催されたベルギーGPは、スパ・フランコルシャンで定期的に行われたイベントで、第1回目のF1世界選手権は1950年に開かれた。以来、6回中断したが、スパ・フランコルシャン(41回)、ゾルダー(10回)、そしてニヴェル(2回)の3カ所で開催されている。

パナソニック・トヨタ・レーシングは今週末、スパ・フランコルシャンで行われるベルギーGPに向け、チームの本拠地のドイツ・ケルンに近い、伝統的なレーストラックの1つへ向かう。伝説ともなっているスパ・フランコルシャンは、連続するチャレンジングなコーナーと起伏に富む壮観な風景で、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックを含む、多くのドライバーに人気が高いトラックだ。2005年にチームが初めて最速のレースラップを記録、かつ2004年には、トヨタ加入前のトゥルーリが、ポールポジションからスタートするなど、パナソニック・トヨタ・レーシングの歴史上、ベルギーGPは特別な地。しかし、7位でフィニッシュしたのが最高と、レース結果を見れば、まだまだ向上の余地があり、上位を目指し戦うことが今週末の目標だ。チームは、スパと来月モンツァで行われるイタリアGPへ低めのダウンフォースに合わせた新しい空力パッケージを投入する。

ヤルノ・トゥルーリ :カーナンバー9
「スパは素晴らしいトラック。F1のサーキットの中では、間違いなく、ここが一番好きなコースだ。真の意味でのドライバーズサーキットで、私に完璧に合う。あらゆるタイプのコーナーがあり、チャレンジすることに値し、大好きなコースだ。スパを走る度に感動するが、数年前にポールポジションを獲ったのは特別な経験だった。先週末のバレンシアでは、より多くの成果を得ることができず残念だったが、バレンシアのトラックと、スパのそれとはスタイルが違う。F1の競争はいま、とても熾烈だが、果敢に攻め、スパのような特別なトラックで好結果を出せたら素晴らしい。スパは常に私を前向きな気持ちにさせてくれる。精一杯頑張り、出来るだけ良い成績をとりたい」

ティモ・グロック: カーナンバー10
「モナコと並んで、スパはお気に入りのトラック。スパでF1カーを走らせる事はそう快な気分で、このスポーツで得られるベストな感覚のひとつ。誰もが走行したいと夢見るサーキットの1つで、とても印象的なトラックだ。サーキットの走行は楽しいが、フラストレーションがたまるような思い出もある。2007年にはウォームアップ走行で、ほかの1台に押し出された。また、私のキャリア最高のファイナルラップを決め、ポイント獲得ができたはずの去年はペナルティを受けた。全ては不運のためで、当然これを変えないといけない!去年は、天候が大きな鍵で、スパでは常に雨が降る可能性がある。しかし私は、ドライコンディションでもウェットコンディションでもスパでは速いので、今週末が待ち遠しい」

パスカル・バセロン: シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
「スパは、ドライバーだけでなく、全速力で駆け抜けるF1カーを現地で、特にオー・ルージュと呼ばれるコーナーで観る特権を得た人なら誰にとっても、実に見応えがあるサーキット。オー・ルージュのコーナーでの荷重負担は極端に大きく、サスペンションには特に厳しい。2009年のクルマの挙動がどうかを見るのはとても興味深い。たとえダウンフォースが少なくても、スリックタイヤのグリップが以前よりもっと効くので、ドライコンディションでは超高速のままだと思う。スパは中低程度のダウンフォースで、ほとんどあらゆるパーツにとても厳しい。クーリングが十分でき、それほどヘビーブレーキングではないので、ブレーキにだけは比較的負担が軽い。ソフトとミディアムのコンパウンドのタイヤを使うが、この組み合わせを今季、レース週末に使うのは初めてになる。しかし、両タイヤでの経験はたくさん積んでおり、各タイヤの特徴はしっかり理解している」


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