ポルシェが新型グランツーリスモを公開
ポルシェ パナメーラ:上海でワールドプレミア
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング)は、20日、第13回上海モーターショーにおいてパナメーラを全世界に公開しました。この4ドアグランツーリスモは、911、カイエン、ボクスター/ケイマンに続くポルシェ第4のモデルシリーズであり、2009年9月12日からドイツ市場において3つのバリエーションが投入されます。デビューを飾るこれらのモデルでは、400PSまたは500PSを発生する8気筒エンジンと、後輪駆動または4WDの駆動方式が組み合わされます。その後には、6気筒ガソリンエンジンモデルとハイブリッドバージョンの市販が予定されています。
ポルシェAGのセールス&マーケティング部門担当役員のクラウス・バーニングは、パナメーラの世界デビューに際して明確な見通しを述べています。「私達は、パナメーラを投入することで、これまでの顧客層とは全く異なる市場セグメントに参入しようとしています。こうして私達のモデルレンジは、またもや拡大を続けることになるのです」。
そのデザインと外観をひと目見るだけで、パナメーラの存在感は競合モデルよりも際立っています。同じクラスの中で、スポーツ性とラグジュアリーカーならではの快適性をこれほど見事に融合させた車は他に見当たりません。全長4.97m、全高わずか1.42mというポルシェらしい低くスリムなシルエットにもかかわらず、パナメーラは4名の乗員が余裕を持ってくつろげる広さの室内空間を誇ります。
「開発チームのエンジニア、技術者、デザイナー達は、持てる全てのノウハウ、長年の経験、豊富なアイデア、そしてスポーツカーに対する情熱を、この4シーターグランツーリスモに注ぎこみました」と、研究開発部門担当役員のヴォルフガング・デュルハイマーも明確に付け加えています。
パナメーラは、ラグジュアリーパフォーマンスカーとして初めて、世界的に見ても前例のない5つもの革新的技術を採用しています。例えば、オートマチックトランスミッションと初めて組み合わされるオートスタート/ストップ機能、オンデマンド制御によって空気の量を調節できるようにしたエアサスペンション、およびアクティブエアロダイナミクスを実現するマルチステージ式の可変リアスポイラー(パナメーラ ターボに搭載)などです。
ポルシェのグランツーリスモは、モータースポーツを通じて培われたポルシェの力と長年の経験を生かすことで、パフォーマンス、ドライビングダイナミクス、効率性の面において、属する市場セグメントに新たな基準を打ち立てます。なぜなら、効率的かつ高出力のエンジン、軽量化技術、最適化されたエアロダイナミクスは、サーキットで成功するためにも不可欠な要素であるからです。パナメーラの各モデルには、ダイレクト・フューエル・インジェクション、摩擦損失が少ない駆動システム、重量を最適化された軽量ボディが採用されています。
日本市場へはアダプティブエアサスペンションが標準装備として採用されるパナメーラは、そのインテリジェントなシャシーコンセプトによって、高級大型ツーリングサルーンの走行快適性と、ポルシェのスポーツカーにふさわしいドライビングダイナミクスを兼ね備えています。
ドライバーは、自らの走行スタイルや現在の交通状況に応じて、快適性を重視したセッティングとスポーツ性を重視したセッティングをボタン操作ひとつで切り替えることができます。
ダッシュボードからリアシートまで延びるセンターコンソールを備えた室内は、4つの全てのシートにおいて乗員各自の雰囲気とスタイルを重視しながら、これまでにない空間のゆとりと走る愉しさを感じさせてくれます。ドライバーのシートとコックピットは、最適なエルゴノミクスを実現するとともに、低い着座位置により地面を這うようなポルシェ独自の走行感覚を味あわせてくれます。一方、助手席やリアシートの乗員にも、セパレートタイプのシートによる卓越した快適性が提供されます。
高級感あふれるインテリアは、標準装備のままでも極めて高い品質を誇りますが、他のポルシェ モデルと同様に、豊富なオプションと特別装備を好みに応じて選択することでさらなるグレードアップを図ることも可能です。
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