レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他ニュース

投稿日: 2009.12.14 00:00
更新日: 2018.02.23 11:02

【ポルシェジャパン】ポルシェ カップ2009:ディルク・ヴェルナーが最優秀プライベートレーシングドライバーに


ポルシェ カップ2009:ディルク・ヴェルナーが最優秀プライベートレーシングドライバーに

ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:ミヒャエル・マハト)が主催する「ポルシェ カップ2009」でディルク・ヴェルナーが最優秀プライベートドライバーに輝きポルシェミュージアムで行われたモータースポーツシーズンを締め括るパーティー、「ナイト オブ チャンピオン」にてタイトルが授与されました。

ドイツ人ドライバーであるヴェルナーにはポルシェAGの監査役会会長であるDr.ヴォルフガング・ポルシェによりチャレンジカップが送られたほか、ポルシェ911 GT3が贈られました。昨シーズン、ヴェルナーはオーストラリア人ドライバーであるアレックス・デビソンに僅差で敗れ、最優秀プライベートドライバーのタイトルを逃しています。歴代のポルシェ カップ優勝者には、ヨッヘン・マス、クラウス・ルドウィック、ベルント・シュナイダー、ボブ・ウォレック、アンリ・ペスカロロ、マルク・リーブらの世界的なドライバーが名を連ね、ヴェルナーもこれに加わりました。

今シーズン、ディルク・ヴェルナーはリー・キーンとペアを組み、ファルンバッハロールレーシング911 GT3カップでグランダムシリーズのドライバーズタイトルを獲得しています。彼らの4勝により、ポルシェがマニュファクチュアラーズタイトルを、ファルンバッハロールレーシングがチームタイトルをそれぞれ獲得しています。ディルク・ヴェルナーは2006年のカレラカップの勝者で、2007年、ヨーロッパ人としては初めてグランダムシリーズで2勝を挙げたドライバーとなっています。また、ヴェルナーはポルシェのワークスドライバーであるウォルフ・ヘンツラーと組みアメリカン・ル・マン・シリーズで4戦戦っています。1,000マイルで競われるプチ・ル・マンでは、このペアで911 GT3 RSRを駆り3位入賞を果たしています。28才のヴェルナーは、伝統ある耐久レースであるニュルブルクリンク24時間にマンタイレーシングのポルシェ911 GT3カップSでエマニュエル・コラール、ウォルフ・ヘンツラーおよびリヒャルト・リーツと共に参戦、3位でチェッカーフラッグを受けました。マメロウレーシングでは、ニュルブルクリンクのロングディスタンスチャンピオンシップで3勝しています。

2009年シーズンのポルシェ カップ2位にはライモン・ナラが輝きました。フランス人のナラは、インターナショナルGTオープンにIMSAパフォーマンスチームからポルシェ911 GT3 RSRで参戦、6勝を挙げチームメイトであるポルシェのワークスドライバー、パトリック・ピレと共にシーズンを3位で終えています。また、42才のナラはピレとのペアで、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズで6位という結果を出しています。このペアはポルティマンで2位に入賞しています。ナラはFIA GT選手権のル・マンおよびスパ・フランコルシャンの24時間レースにも参戦しています。

プライベートドライバー3位にはリチャード・ウエストブルークが入っています。2009シーズン、イギリス人ドライバーであるウエストブルークは、プロスピードコンペティションのポルシェ911 GT3 RSRで8つのレースシリーズに参戦、FIA GT選手権でドライバーズタイトルを獲得しています。34才のウエストブルークは、アメリカン・ル・マン・シリーズ、インターナショナルGTオープン、ベルギーGT選手権、およびADAC GTマスターズに2戦ずつ参戦、さらにウエストブルークはグランダムシリーズにゲストとして参戦しました。

2009年のポルシェ カップの賞金総額は253,000ユーロで、賞金は2位から10位までに段階的に配分され授与されます。ポルシェ カップでは、プロトタイプとGTレースシリーズ、および耐久レースに独自のシステムでポイントを与え、そのシーズンの最優秀プライベートレースドライバーが決定されます。

日本からは、カレラカップ ジャパン2009のクラスAチャンピオンである清水康弘をはじめ同クラス2位の中村嘉弘、3位の塙翔の3名が「ナイト オブ チャンピオン」に招待され、他国のドライバーとともに2009年シーズンの健闘をたたえあいました。