レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他ニュース

投稿日: 2010.04.04 00:00
更新日: 2018.02.15 19:12

【ポルシェジャパン】ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第2戦 (岡山) 決勝


プレスインフォメーション\t2010年4月04日

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第2戦 (岡山) 決勝

 ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010年シリーズ 第2戦 決勝レースを、2010年4月4日(日) 岡山国際サーキット(岡山県)にて開催いたしました。

 ポルシェ カレラカップ ジャパン(以下PCCJ)は4月4日日曜日に、岡山国際サーキットにおいて、2010シーズンの第2戦が開催された。前日の第1戦に続きダブルヘッダーとして開催される岡山ラウンドはこの日も晴れ。少し雲は残っているものの気温も高く、絶好のレース日和となった。気温は13℃、路面温度19℃と、前日よりも若干高めとなっている。

 PCCJでは、ダブルヘッダーの2戦目に特殊な予選方式を採用している。2戦目の決勝グリッドは、前日に行なわれた第1戦の決勝リザルトではなく、決勝レース中のベストラップによって決まる。今回も、1位#1清水康弘、2位#10安岡秀徒、3位#5高見沢一吉、4位#9小林賢二、5位#4林久盛の順位でフィニッシュしているが、第2戦のグリッドは、ポールに#1清水、以下#10安岡、#9小林、#4林、#5高見沢というグリッドポジションでのスタートとなる。第1戦で#5高見沢と熾烈な3位バトルを繰り広げ、3番グリッドを手に入れた#9小林は、「トップのふたりについて行きたい」と決勝前に気合も充分だ。

 フォーメーションラップ後、12台すべてのマシンがグリッドに付き、グリーンシグナルが点灯。「スタートが鍵」と語っていた#10安岡は抜群の飛び出しを見せるが、それ以上に素晴らしい反応を見せたのが#1清水だった。第1戦の展開をなぞるように、まだタイヤが暖まりきっていないにも関わらず抜群のダッシュで2位以下を大きく引離す。1周目を終えた段階で#10安岡に2.055秒もの差をつけて見せた。なんとか#1清水の背中を捕らえようと、3周目に#10安岡はその時点でファステストとなる1'34.002を叩き出すが、その差は3秒前後から縮まらない。

 トップ2が淡々とレースを進める一方で、白熱を極めたのが#9小林、#4林、#5高見沢による3位争いだ。あらゆるコーナーで、サイドバイサイドの展開となった、3者によるバトルが決着したのは最終ラップ。我慢のレースで3位をキープしていた#9小林が、パイパーコーナーで一瞬アウト側に膨らんだのを、#4林が見逃さず3位に浮上。結局、#4林、#9小林、#5高見沢のオーダーでフィニッシュした。

 開幕戦に続きひとり旅となった#1清水は、#10安岡との間に2〜3秒のアドバンテージをキープしたままチェッカーを受け、開幕2連勝を達成。「昨日決勝を走りきったことで、スタートからフィニッシュまでどんな展開になるのか、しっかり組み立てることができました。でも、安岡選手とはコンスタントラップも近いし、スタート直後の1〜2周のアドバンテージで勝てたと思っています」と、冷静にレースを分析した。一方、PCCJデビューレースを2回の2位で終えた#10安岡は、「まだタイヤの限界がつかめていない。課題ははきっりしているし、スピードは負けていない。次からは勝負できるはずです」と頼もしいコメントだ。

 同じくPCCJ初挑戦で、早くも3位表彰台を獲得した#4林は、「まだシフトミスがあるし、伸びしろはある。打倒清水でいきますよ」と目標は高い。一方、ほぼ表彰台を手にしながらも、4位に終った#9小林は、「後ろを気にし過ぎてしまった。もっと守りに入らないで攻めないと……」と反省しきり。それでも「今回は無理をしなかった」と語り5位に入った#高見沢と共に、今シーズンのPCCJを面白くしてくれる存在であることは間違いない。

 予選6位の#36Wappayaはスタート直後に#4福原稔にパスされるが、7周目の第一コーナーで#福原が痛恨のコースオフ。開幕戦リタイアの悔しさを晴らす6位入賞を果たした。クラスBは前日に続き#48大久保仁がトップ、2位に#10神取彦一郎が続いている。

■第2戦 決勝結果
Pos.\tCar#\tDriver\tClass\tCar Name\tGap
1\t1\t清水 康弘\tA\tART TASTE CUP\t23'40.211
2\t10\t安岡 秀徒\tA\tGARMIN PORSCHE\t2.169
3\t4\t林 久盛\tA\tTomeiSports GT3\t31.178
4\t9\t小林 賢二\tA\tKDRこばやし歯科GT3Cup\t31.768
5\t5\t高見沢 一吉\tA\t高見沢整骨院OSSOポルシェ\t31.964
6\t36\tWappaya\tA\tわっぱや ディレクション DRP\t36.791
7\t3\t江本 玄\tA\tアキラレーシング GT3\t41.335
8\t48\t大久保 仁\tB\tRIRE RACING\t52.966
9\t16\t横幕 ゆぅ\tA\tゆぅ ディレクション DRP\t1'12.543
10\t15\t神取 彦一郎\tB\tパワーステーション サムライ\t1'18.051
11\t7\t海宝 善昭\tA\tアーテック タカラ樹脂 GT3\t1Lap
12\t47\t福原 稔\tA\tRIRE RACING\t1Lap