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投稿日: 2010.04.26 00:00
更新日: 2018.02.15 19:40

【ポルシェジャパン】ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第3戦 プレビュー


ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010 第3戦 プレビュー

ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2010年シリーズ 第3戦を、2010年5月1日(土) – 2日(日) の日程で富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたします。

 4月3日、岡山国際サーキットにおいて華々しく開幕した2010年のPorsche Carrera Cup Japan(PCCJ)。開幕戦に続きSUPER GTの併催イベントとして行われる第3戦は、富士スピードウェイが舞台となる。今シーズン富士スピードウェイでは、3大会4戦を予定。唯一複数回行われるサーキットだけに、ここでスピードを見せることは、チャンピオンシップで大きなアドバンテージを得ることになる。

 第3戦富士スピードウェイには、前戦の岡山から3台が増えた総勢15台の911GT3カップがエントリーした。クラスAには#11 Shigeru Terashimaと#77 茂田久男が新たに登場。クラスBには#23 藤田宗が加わり3台でのバトルが展開する。

 優勝候補筆頭は、ダブルヘッダーの第1戦/第2戦を圧倒的なスピードで勝利した#1 清水康弘だろう。#1 清水は昨年富士スピードウェイで行われた全戦を制しており、超高速サーキットでのレースに不安はない。しかし、その#1 清水が警戒するのが、若手育成ドライバーとして今年から参戦する#10 安岡秀徒の成長だ。

「岡山では楽勝に見えたかもしれませんが、コンスタントラップを見ると、僕と安岡選手のタイムは大きく変わらない。始めの1〜2周の差でしかないんです。僕は参戦3年目なので、そのアドバンテージを活かしつつ、落ち着いて丁寧に走りたい」と、#1 清水は見た目以上の接戦を強調する。

 #1 清水から、ライバルに指名された#10 安岡も、参戦決定から実戦までの短い期間で着実に成長を見せており、周囲からの期待も大きい。#10 安岡は自身の現状を的確に判断し、レースにフィードバックできるクレバーさを持っているだけに、富士までに課題をクリアしてきそうだ。#10 安岡自身も、「岡山ではタイヤの限界がつかめていないので1周目が厳しかった。でもスピードは順調に追いついて来ているので勝負ができると思う」と打倒#1 清水を誓う。

 今年のPCCJにおいて、ある意味優勝争い以上に白熱しているのが、ベテランから新規参戦ドライバーまでが、テールトゥノーズのバトルを展開している3位争いだろう。第1戦は#5 高見沢一吉、第2戦は#4 林久盛と、異なるドライバーがポディウムに上がっており、両レースで3位争いを盛り上げた#9 小林賢二も上位進出を狙っている。さらに、#47 福原稔、#36 WAPPAYAも侮れないスピードを見せているだけに、いつ表彰台に上がってもおかしくない。

 クラスBでは、クラスAを凌ぐスピードを見せている#48 大久保仁を誰が止めるのか、こちらも見逃せない展開が期待される。

 第3戦富士ラウンドは、ゴールデンウィークに湧く5月1日(土)に公式予選を行い、翌5月2日(日)に15周で争われる決勝レースがスタートする。