フェラーリはフロントタイヤの温度を計測する、新しいセンサーを導入してきた。
灼熱のマレーシアGPでは路面温度が50℃以上にも上ったため、タイヤのデグラデーション(劣化)をいかに抑えるかが重要だった。しかしここバーレーンでは、逆にいかにタイヤの温度を保つかがポイントとなった。昨年までのバーレーンGPでは、路面温度が最高で50℃以上に達することもあった。ただ、今年はレースの開始時間が夜の6時に変更となり、金曜日と土曜日のナイトセッションはいずれも路面温度は20℃台となった。その上、バーレーン・インターナショナル・サーキットはコースレイアウト的に中高速コーナーがほとんどないため、フロントタイヤに熱が入りにくいという特性がある。
それを考慮したかどうかは不明だが、フェラーリはフロントウイングのアッパーフラップ上に特殊なセンサーを取り付けて走行中のタイヤの表面温度を測定、それがパフォーマンスにどのような影響を与えていたのかを研究していた。
フロントタイヤのセンサーはホイールの内側に付けて、タイヤ内部の温度を測定するやり方が一般的。タイヤの表面温度はピットインした後に、測定するのがこれまでのやり方だった。しかし、ピットレーンでスローダウンした時点で、表面温度は大きく変化するため、あまり有効な方法とは言えなかった。
今回フェラーリが採り入れた測定方法は、昨年のメルセデスAMGが本格的に導入したもの。今後、他チームも追随してくる可能性は十分考えられる。
