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投稿日: 2010.04.09 00:00
更新日: 2018.02.15 19:17

【横浜ゴム】中国の乗用車用タイヤ生産販売拠点が完全ゼロエミッションを達成


中国の乗用車用タイヤ生産販売拠点が完全ゼロエミッションを達成

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)の中国の乗用車用タイヤ生産販売会社である杭州横浜輪胎有限公司が、廃棄物の埋立処分量をゼロにする完全ゼロエミッション※1を達成した。工場から排出する全ての廃棄物の処理委託先を現地検証した結果、目標達成を確認した。海外拠点での完全ゼロエミッション達成は初めて。

杭州横浜輪胎は2007年11月からゼロエミッション※2に向けた取り組みを開始して以来、段階的に廃棄物管理のレベルアップを図り、ゼロエミッションよりも高レベルな完全ゼロエミッションを一気に達成した。具体的には廃棄物分別の継続的な教育と徹底、種類ごとに仕切った廃棄物置場建設による適正保管、日々の台帳管理による発生・処理量の管理精度向上、全ての処理委託先の処理フロー図の作成と現地検証による処理工程の把握を進めた。今後は定期的な処理委託先の現地確認を行うとともに、新たなリサイクル処理方法のリサーチを進め、廃棄物の100%再資源化※3を目指す。

横浜ゴムは、中期経営計画「グランドデザイン100(GD100)」で定めた「トップレベルの環境貢献企業」になるための行動指針のひとつに「トップレベルの環境対応」を掲げている。この宣言における重要課題のひとつとして、国内および海外生産拠点での廃棄物削減に取り組んでいる。国内では2006年3月以降、全 8生産拠点で完全ゼロエミッションを継続しているほか、2009年1月に平塚製造所、三重、茨城、平塚東、長野工場の5拠点で産業廃棄物の100%再資源化を達成した。海外拠点は2011年度までに全生産拠点においてゼロエミッション達成を目標としている。すでに杭州横浜輪胎のほかに、タイの乗用車用およびトラック・バス用タイヤ生産拠点であるヨコハマタイヤマニュファクチャリング(タイ)がゼロエミションを達成している。

※1:直接埋立て処分される廃棄物の量をゼロにすること。
※2:直接埋立て処分される廃棄物の量を全排出量の1%未満にすること。
※3:事業活動に伴い発生する不要物の最終処分量(=直接埋立処分量+有効利用を伴わない焼却処分量)をゼロにすること。