【電気自動車用タイヤ開発の一環として今年も過酷なヒルクライムレースに参戦】

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は「チーム・ヨコハマ・EV チャレンジ」と称し、6月27日(日)にアメリカ・コロラド州で開催される世界で最も有名なヒルクライムレース「2010パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」にEVレーシングカー(電気自動車)で参戦する。

このチャレンジは環境貢献活動の一環として、電気自動車の普及促進とともに過酷なオフロードレースにも対応できる電気自動車用タイヤの可能性追求を目的に行うもの。同レースへの参戦は2年目で、昨年は初出場ながら電気自動車の歴代記録2位を樹立した。今年は車両、バッテリー、モーターを全面的に見直し、新体勢でレコード記録達成を目指す。

ドライバーには昨年同様、世界的なオフロードレースで活躍する塙郁夫選手を起用。車両は三洋電機(株)製リチウムイオンバッテリーとACP社(米国)製交流モーターを搭載したオリジナルEVレーシングカーを使用する。タイヤはさまざまな路面状況で安定した走行性能を発揮し、さらにころがり抵抗の低減などによる環境性能を付加した次世代タイヤのプロトタイプを装着する。

「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は1916年に始まった歴史あるレースで今年88回目を迎える。標高4,301mのパイクスピークを舞台に、標高2,862mのスタート地点から頂上までおよそ20kmを一気に駆け上がりそのタイムを競う。ターマック(舗装路)とグラベル(未舗装路)の混在する路面や156個の様々なコーナーに加え、気温や天候の変化が激しい過酷なレースとして知られている。

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