鈴鹿はF1マシンのポテンシャルを堪能できる場所だ。天候にも恵まれた53周、最高峰ドライビングの競演。無線交信から、日本GPのドラマを振り返る。
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<LAP1>
フェリペ・マッサ→(ドライバーからチームへ)「フロントにダメージを負った」
ダニエル・リカルド→「パンクした」
<LAP4>
ニコ・ロズベルグ→「エンジンを、もっと回してもいい?」
←(チームからドライバーへ)「いいよ、ストラット3」
<LAP5>
ルイス・ハミルトン←「ギャップを広げてくれ、10秒必要だ」
<LAP6>
フェルナンド・アロンソ→「氷の上を走っているみたいだ。ストレートでGP2みたいに抜かれている。恥ずかしいよ。でも僕はベストを尽くす」
<LAP7>
ニコ・ロズベルグ←「エンジンが熱くなっている。ダメージを負いつつある。ストラット6にして5周の間は抑えて走ってくれ」
<LAP8>
マックス・フェルスタッペン→「(フェリペ・ナッセを)抜けないよ!」
←「プレッシャーをかけ続けろ」
<LAP10>
セバスチャン・ベッテル←「いまのところ、まだプランAだ」
<LAP12
ニコ・ロズベルグ←「ハードにプッシュしろ。ボッタスを抜くんだ」
<LAP13>
セバスチャン・ベッテル←「ピットインだ」
<LAP15>
ニコ・ロズベルグ←「ピットインだ。ライコネンがピットインに入ったが、いまのところ君のウインドウの外にいる。いまハードにプッシュしろ」
<LAP16>
ルイス・ハミルトン←「ピットインだ」
<LAP17>
ニコ・ロズベルグ←「プッシュしてボッタスにアタックしろ、彼のタイヤを壊してやれ」
<LAP21>
キミ・ライコネン←「キミ、良い感じだよ」
<LAP26>
セバスチャン・ベッテル←「とても良いペースだ。このままいけ。力強い仕事をしているよ」
フェルナンド・アロンソ→「GP2エンジンだ! GP2! アーッ!!」
<LAP28>
セルジオ・ペレス→「メインストレートに、たくさんデブリが出ている」
<LAP29>
ルイス・ハミルトン→「バイブレーションが出て、すごく苦しい」
←「わかった。この先は(ピットインまで)そんなに長くない」
<LAP30>
セバスチャン・ベッテル←「ピットに入れ」
<LAP32>
セルジオ・ペレス←「あと4〜5周でタイヤをすべて使い切るんだ」
<LAP33>
セルジオ・ペレス→「チャーリー(レースコントロール責任者)にデブリが多いから、クリーニングする必要があると伝えてくれ」
<LAP36>
ルイス・ハミルトン←「すべてはうまくいっている。フラットスポットだけ注意しろ」
<LAP39>
セルジオ・ペレス←「(ジェンソン・バトンを抜いて)よくやった。前のエリクソンは12周オールドのハードタイヤを履いている」
<LAP43>
セルジオ・ペレス→「エリクソンがブレーキングゾーンで動くんだ!」
<LAP49>
ダニエル・リカルド←「残り6周だ。最後は美味しい展開になるぞ」
マーカス・エリクソン←「レッドブルと戦っている」
<チェッカー>
ルイス・ハミルトン←「すばらしかった。ファンタスティックなレースだ」
→「みんなもすばらしかったよ。完璧にミスのない週末だったね!」
セバスチャン・ベッテル←「P3だ、また表彰台だよ」
→「やれるだけのことはやったけど、タイヤが限界だった。全力は尽くしたんだけど(2位を獲れなくて)ごめん。ロズベルグの前に留まれたはずだった。もう少し早くピットストップすべきだったかもしれない。あぁ! でも、みんな、ありがとう」
